要点

対象:kintoneで問い合わせを管理する人

  1. 最小のプランは初期5万円・月7,000円
  2. kintoneのスタンダードコースが先に要る
  3. JA全農ひろしまでは文案が約10分に

Smart at AI for kintoneのいちばん安いプランは、初期費用が5万円です。年額は84,000円で、月に直すと7,000円です。金額はどれも税抜です。1

この記事の目次(8節)
  1. 15のプランの料金
  2. kintoneの契約と、AIの利用料
  3. JA全農ひろしまでは、返信文案が約10分でできる
  4. 導入前は、一から書いて印刷し、上司に見せていた
  5. この数字で分かることと、分からないこと
  6. 月25,000円で元は取れるか
  7. 問い合わせの返信を楽にする3つのやり方
  8. 試す前に確かめる3点

Smart at AI for kintoneは、kintoneの中でAIに文章を作らせる追加の機能です。使うには、kintone側の「スタンダードコース」の契約も別に必要です。14

15のプランの料金

プランは、ライト・スタンダード・プレミアムの3系統で、合わせて15あります。1

Smart at AIのプラン初期費用月に直した額kintoneに登録している人の数(上限)AIに文章を作らせる回数(月)
ライト LT-5005万円7,000円30人まで500回まで
ライト LT-100010万円1万円50人まで1,000回まで
ライト LT-600010万円3万円200人まで6,000回まで
ライト LT-1500020万円5万円500人まで15,000回まで
ライト LT-5000020万円10万円1,000人まで50,000回まで
スタンダード ST-5005万円5万6,000円30人まで500回まで
スタンダード ST-100010万円8万円50人まで1,000回まで
スタンダード ST-600010万円38万円200人まで6,000回まで
スタンダード ST-1500020万円68万円500人まで15,000回まで
スタンダード ST-5000020万円180万円1,000人まで50,000回まで
プレミアム PR-1005万円15万円30人まで100回まで
プレミアム PR-2005万円20万円50人まで200回まで
プレミアム PR-5005万円45万円200人まで500回まで
プレミアム PR-100010万円64万円500人まで1,000回まで
プレミアム PR-600020万円300万円1,000人まで6,000回まで

「月に直した額」は、年額を12で割った額です。1

人数と回数のほかにも、プランごとに使える機能が違います。ページには「詳細はお問い合わせください」とあります。1

kintoneの契約と、AIの利用料

kintoneのスタンダードコースは、1人あたり月1,800円(税抜)です。契約は10人からで、30日間は無料で試せます。4

有料のプランには、AIの利用料が含まれています。無料版もあります。無料版は、AIの利用料を自分で払います。サポートとセキュリティ機能は付きません。1

kintone 10人分に、Smart at AIの最小プランを足すと、月25,000円(税抜)です。内訳は18,000円と7,000円です。初期費用は別に5万円かかります。

kintoneに最初から付いているAIの料金は、kintone AIのクレジットの記事にまとめています。

JA全農ひろしまでは、返信文案が約10分でできる

JA全農ひろしまは、全国農業協同組合連合会の広島県本部です。農畜産物の販売と、生産資材・燃料・生活用品などの購買が、事業の柱です。3

このAIを使うのは、組織のウェブサイトのフォームから届く、消費者からの問い合わせへの返信です。2026年6月に、M-SOLUTIONSが事例として発表しました。2

項目AIを入れる前AIを入れた後
返信文案を作る時間(1件)60〜90分かかることもあった約10分
問い合わせの件数月10件ほど月10件ほど
月に減った時間—約8〜13時間
返事を出すまで平均2〜3営業日平均1〜2営業日

M-SOLUTIONSもJA全農ひろしまも、契約したプランは明かしていません。23

導入前は、一から書いて印刷し、上司に見せていた

AIを入れる前は、担当者が返信文案を一から書き、印刷して上司に見せていました。返信の中身には、担当者の知識や経験で差が出ていました。23

いまは、問い合わせがkintoneに入ると、AIが過去の対応履歴と指示文をもとに文案を作ります。2

問い合わせから返信まで kintoneに入る フォームから自動 文案を作る 過去の対応をもとに 読んで直す 担当者 承認して返信 上司 仕組みが受け持つ 人が受け持つ
JA全農ひろしまの問い合わせ対応の流れです。問い合わせはkintoneに自動で入り、AIが返信文案を作ります。担当者が直し、上司が承認してから返信します。

文案は、担当者が直し、上司が承認してから送ります。2

返信のばらつきが小さくなり、業界用語を消費者に分かる言葉に言い換えやすくなったとも、M-SOLUTIONSは説明しています。2

この数字で分かることと、分からないこと

この数字は、製品を売るM-SOLUTIONSの発表に載ったものです。第三者が確かめた数字ではありません。

発表に、測った人も期間も載っていません。2

サイボウズの導入事例のページには、AIの効果を示す時間や件数の数字がありません。担当者は、業務の空き時間にkintoneの中で文案を確認して、すぐ問い合わせに回答できるようになったと話しています。3

パーソル総合研究所の調査では、生成AIを使った作業の所要時間は、使わないときより平均16.7%短くなっていました。5

ただし、生成AIを使う人のうち、仕事の時間そのものが減った人は約25.4%でした。5

月25,000円で元は取れるか

月25,000円(税抜)の元が取れるかは、月の件数と、その仕事の時給で変わります。時給が表の額を超えれば、元が取れます。

月の件数減る時間の目安元が取れる時給の目安
10件8〜13時間約1,900〜3,100円
3件2.5〜4時間約6,250〜10,000円

この表は、JA全農ひろしまの1件あたりの短縮を、そのまま当てはめた当サイトの見立てです。初期費用は含めていません。

問い合わせの返信を楽にする3つのやり方

やり方向いているとき残る手間
kintoneにSmart at AIを足すすでにkintoneで問い合わせを管理しているとき契約し、指示文を用意し、承認の流れを作る手間
ChatGPTなどのAIに、過去の返信を貼って文案を頼む件数が少なく、まず1回試したいとき毎回貼る手間と、消費者の名前や住所を貼ってよいかの確認
返信の仕事を、外部の人やサービスにまるごと任せる返信を書く時間そのものが取れないとき任せる範囲を決める手間

個別の問い合わせへの返信は、当サイトのAI秘書でも「確認してから実行」の仕事として引き受けています。範囲はAI秘書の顧客対応に載せています。

関連する記事は、kintoneの音声入力と、農業のAI活用事例です。

試す前に確かめる3点

確かめること理由
返信文案を作るのに、いまは1件何分かかっているか測っておかないと、減ったか比べられません
過去の返信が、読み返せる形で残っているかJA全農ひろしまのAIは、過去の対応の記録をもとに文案を作る2
文案を直す人と、送ってよいか決める人が決まっているかJA全農ひろしまでは、必ず人が確かめてから送っている2

導入事例では、JA全農ひろしまの職員が、「全員が生成AIを使いこなすのは難しい」と話しています。別の職員は、各部署のkintone担当者のうち、自分から質問してくるのは1割にも満たないと言っています。3

まずは、問い合わせへの返信を1件書くのに何分かかるかを、1週間測ってみてください。

出典

  1. M-SOLUTIONS「Smart at AI for kintone Powered by GPT」製品ページ(料金表つき)(参照 2026-10-26)
  2. M-SOLUTIONS「kintone×AI連携サービス「Smart at AI」、JA全農ひろしまが導入」(PR TIMES・2026年6月4日)(参照 2026-10-26)
  3. サイボウズ「JA全農ひろしま」kintone導入事例(取材は2026年4月・公開日の記載なし)(参照 2026-10-26)
  4. サイボウズ「kintone 料金」(税抜)(参照 2026-10-26)
  5. パーソル総合研究所「生成AIとはたらき方に関する実態調査」(2026年2月3日・PR TIMES)(参照 2026-10-26)