要点

対象:kintone AIを有効にする管理者

  1. 付与は1人あたり月500か1,000
  2. 検索AIは1回10、アプリ作成AIは1回1
  3. 上限に達するとその月は止まる

kintone AIのクレジットは、契約ユーザー1人あたりで数が決まります。スタンダードコースは月500、ワイドコースは月1,000です。1

この記事の目次(10節)
  1. 毎月付与されるクレジットの数
  2. 機能ごとの減り方
  3. 人数ごとの回数の目安
  4. 使った量の見方
  5. 上限に近づいたときの知らせ
  6. 上限に達するとどうなるか
  7. 足りなくなる前にできること
  8. 追加クレジットはいつから買えるか
  9. 入力したデータの扱い
  10. 関連する記事

付与されたクレジットは、同じ契約のユーザー全員で分け合います。1 1回で減る量は機能によって大きく異なります。1

スタンダードコースとワイドコースでは、毎月の付与分に追加料金はかかりません。5 上限に達すると、その月はkintone AIが使えなくなります。1

毎月付与されるクレジットの数

コース・区分毎月の付与
ワイドコース契約ユーザー数×1,000
スタンダードコース契約ユーザー数×500
チーム応援ライセンス500
試用期間中500
ライトコース・開発者ライセンスなし(kintone AIが使えない)

クレジットは毎月の初めにリセットされ、使い残しは翌月に繰り越せません。1 kintone AIを使うために、個別の申し込みは要りません。57

月の途中でユーザー数が変わったときの付与数は、ヘルプに記載がありません。増員の予定があれば、サイボウズに確かめておくと安心です。1

機能ごとの減り方

機能1回で減る量
検索AI10
レコード一覧分析AI10
スレッド要約AI10
AIアプリ検索10
レコードの音声入力AI5
アプリ作成AI1
プロセス管理設定AI1
アプリ設定レビューAI1

アプリの作成や設定を助ける機能は消費が小さく、データを検索・要約・分析する機能は消費が大きいという並びです。1

生成AIで文章を作るJavaScript API(kintone.ai.generateText())は、2026年10月11日のアップデートでAPIラボに追加されました。

1回で減る量は決まっておらず、文章の量で変わります。上の表の見積もりには入りません。3

音声入力AIの使い方と、月に使える回数の計算は、kintoneの音声入力AIの記事にまとめました。

人数ごとの回数の目安

付与されたクレジットを、1回で減る量で割ると、会社全体で使える回数の目安が出ます。1つの機能だけを使い続けた場合の計算です。

契約ユーザー数毎月の付与(スタンダード/ワイド)検索AIの回数アプリ作成AIの回数
3人1,500/3,000150/300回1,500/3,000回
5人2,500/5,000250/500回2,500/5,000回
10人5,000/10,000500/1,000回5,000/10,000回
20人10,000/20,0001,000/2,000回10,000/20,000回

検索AIだけを使うなら、スタンダードコースで1人あたり月50回が、付与を使い切る回数です。実際は検索AIより消費の小さい機能も使うので、回数はこれより増えるのが普通です。

検索AIを毎日、1人が何度も使う職場では、スタンダードコースだと月の途中で足りなくなると考えています。

使った量の見方

  1. 画面上部の歯車アイコンから、[kintoneシステム管理]を開く
  2. [AI]の欄にある[AIクレジットの使用状況]をクリックする
  3. 全体の使用量と、機能ごとの使用量を見る

2026年10月11日のアップデートで、利用状況ダッシュボードでも、kintone AIとAIクレジットの使用状況を見られるようになりました。3

上限に近づいたときの知らせ

使った割合に応じて、バナーが出ます。1

使った割合バナーの内容
70%・80%・90%に達したとき上限が近いことを知らせる
100%に達したとき次のリセット日までAI機能が使えないことを知らせる

バナーは、kintoneシステム管理者とcybozu.com共通管理者のポータル画面に出ます。14 閉じても、次の段階に達するとまた出ます。1

一般の利用者向けの事前の知らせは、ヘルプに書かれていません。上限に達したあとにAI機能を使おうとすると、使えないことを示すメッセージが出ます。1

バナーは、アップデートオプションで出さないようにもできます。出さない設定にすると、管理者が上限に気づきにくくなると思います。4

上限に達するとどうなるか

ヘルプには、次のように書かれています。1

AIクレジットの使用量が上限に達すると、その月はkintone AI機能を利用できません。

翌月の初めに、また使えます。1

足りなくなる前にできること

クレジットは会社全員で分け合うので、1人がたくさん使うと、ほかの人の分が減ります。管理者の設定で、減り方を抑えられます。

  • 使わない機能を止める: [kintone AI管理]の[AI機能一覧]で、機能ごとに[有効にする]のチェックを外せます。[kintone AIを有効にする]のチェックを外すと、kintone AI全体が止まります。2
  • 使える人を絞る: 検索AI、スレッド要約AI、レコード一覧分析AIは、アクセス権の設定で、使える人を絞れます。スレッド要約AIはスペース、レコード一覧分析AIはアプリも選べます。ほかの機能で絞れるかは、このヘルプに記載がありません。2

[kintone AI管理]は、kintoneシステム管理者かcybozu.com共通管理者が、[kintoneシステム管理]の[AI]の欄から開きます。2

[AI]の欄が出ないときは、kintone AIの利用条件を満たしているかと、[アクセス権]の[システムの管理]に[許可]が入っているかを確かめてください。2

社内の規程やマニュアルを探す仕事は、当サイトのAI秘書でも社内・総務の仕事として引き受けています。

追加クレジットはいつから買えるか

クレジットを追加で買えるオプションは、2026年11月18日に販売を始める予定です。追加で買ったクレジットは、その月の付与が上限に達したあとも使えます。1

料金と買える単位は、ヘルプに記載がありません。2026年10月版のアップデート情報にも、販売開始日や価格は載っていません。3

販売開始日より前に上限に達しそうなら、1回の消費が大きい検索AIなどを使う人を絞って、付与の範囲でやりくりしてください。

入力したデータの扱い

入力したデータを、AIモデルの学習に使うことはありません。6

入力データは、AI基盤の第三者サービスに送られます。AI基盤にはAmazon Bedrockを使い、現在はAnthropicのClaudeを使っています。6

関連する記事

サイボウズの別の製品、サイボウズ OfficeのAI機能については、サイボウズ Office AIラボの記事で取り上げました。LINE WORKSの仕組みは、LINE WORKS AiStudioの料金の記事にあります。

有効にする前に、使う人の数と、いちばん使いそうな機能を書き出しておくと、上の表で月の回数を見積もれます。

出典

  1. kintone ヘルプ「AIクレジットについて」(参照 2026-10-19)
  2. kintone ヘルプ「kintone AIの有効化と利用する機能の選択」(参照 2026-10-19)
  3. kintone ヘルプ「2026年10月版 主なアップデート」(参照 2026-10-19)
  4. kintone ヘルプ「2026年6月版 主なアップデート」(参照 2026-10-19)
  5. サイボウズ「kintone AI」正式提供のお知らせ(2026年4月22日)(参照 2026-10-19)
  6. kintone ヘルプ「セキュリティとプライバシーについて」(参照 2026-10-19)
  7. クラウド Watch「サイボウズ、kintoneのAI機能を正式版として6月14日から提供」(2026年4月23日)(参照 2026-10-19)