要点

対象:OutlookでCopilotを使う職場の人

  1. チャットは追加契約なしで使える
  2. 要約はスレッド上部のボックスから
  3. 出ないときは管理者に問い合わせる

Outlook の Copilot は、メールの下書きと、長いメールのやり取りの要約に使えます。新しい Outlook で新規メールを開き、ツールバーの Copilot のアイコンから「Copilot で下書き」を選びます。3

この記事の目次(6節)
  1. Outlook の Copilot でできること
  2. メールの下書きを作る手順
  3. 長いやり取りを要約する手順
  4. 追加契約なしで使える範囲と、追加契約で増えること
  5. Copilot が表示されないときの確かめ方
  6. Copilot に渡した内容は AI の学習に使われるか

Copilot は、Microsoft が Outlook や Word に組み込んだ AI の名前です。ボタンが見えないときは、使える条件を満たしていないことがあります。

Outlook の Copilot でできること

Microsoft のサポートページでは、使い方を次の5つに分けています。

作業始める場所できること
メールの下書き新規メールのツールバーの Copilot アイコン →「Copilot で下書き」長さとトーンを選べる。気に入らなければ作り直せる3
長いやり取りの要約スレッドの上部の「Copilot による要約」ボックス(従来の Outlook では「要約」)番号つきの引用から、元のメールへ移れる場合がある1
会議の作成新しい Outlook の「Copilot でスケジュール」会議のタイトルと議題が自動で入り、メールのやり取りが添付される1
文章の見直しモバイルアプリ100文字以上の文章に、伝わりやすくする改善案を出す「Copilot による指導」がある3
質問と操作Outlook 上部の Copilot ボタン受信トレイ・予定表・会議について質問し、Outlook での操作もできる4

iPhone と Android の Outlook でも、下書きと要約が使えます。1

メールの下書きを作る手順

新しい Outlook での手順です。3

  1. 新規メールを作り、ツールバーの Copilot のアイコンから「Copilot で下書き」を選びます。
  2. 頼みたいことを入力し、長さとトーンを選んで、下書きを作ります。
  3. 内容を読み、合わなければ「下書きの再生成」を押すか、頼み方を変えて作り直します。
  4. 使える下書きなら「保持」を押し、直したいところを自分で直してから送ります。

メールの形式がプレーンテキストだと、下書きが作れません。新しい Outlook、Outlook on the web、Outlook.com では、設定でメールの形式を HTML に切り替えます。3

Microsoft は、Copilot の回答が100%事実だという保証はないと注意しています。人に送る前に、自分で読んで確かめてください。5

長いやり取りを要約する手順

  1. 要約したいやり取りを、受信トレイから開きます。
  2. 新しい Outlook では、上部の「Copilot による要約」ボックスを選びます。従来の Outlook では「要約」を選びます。1
  3. 要約の中の番号つきの引用を選ぶと、元のメールへ移れる場合があります。1

署名付きのメールと暗号化したメールでは、要約や受信トレイの整理が使えません。取り扱いを制限した一部のメールも同じです。2

追加契約なしで使える範囲と、追加契約で増えること

職場か学校のアカウントなら、追加の契約(Microsoft 365 Copilot のアドオンライセンス)が無くても、Outlook の Copilot とチャットできます。契約していると、チャットや社内のデータにも質問できます。4

追加契約なし追加契約あり
質問できる範囲受信トレイ・予定表・会議などの限られたデータ左の範囲に加え、チャットや社内のデータ
Microsoft が示す例メールの要約、会議の確認、更新通知メールの下書き、フラグ付け、自動応答の設定未読メールの優先順位付け、会議の議題の下書き

追加契約なしで使えると明記されているのは、Copilot とのチャットです。新規メールの「Copilot で下書き」については、条件が Microsoft のページに出ていません。

よく寄せられる質問のページには、「この機能は、Microsoft Copilot (職場) ライセンスをお持ちのお客様がご利用いただけます」という注記があります。どの機能のことかは、ページから分かりません。2

Microsoft のページから分からないぶん、新規メールの画面にアイコンが出るかどうかで確かめます。

中小企業向けに、Business プランに追加できる「Microsoft 365 Copilot Business」があります。対象はユーザーが300人未満の会社で、Copilot のすべての機能が入ると説明されています。9

窓の杜は、Copilot Business 単体を1ユーザー月額18米ドルと伝えています。2026年6月2日付の記事で、割引後の価格です。割引は2026年12月31日までとされています。7

円での価格は、契約前に販売元の見積もりで確かめてください。

Copilot が表示されないときの確かめ方

ボタンが出ない、機能が使えない場合の条件を表にまとめます。

確かめること満たす条件
アカウントチャットは、職場か学校のアカウントであること24
Outlook の種類チャットは、新しい Outlook for Windows か Outlook on the web であること2
MacOutlook for Mac は、最新版であること1
メールボックス自分のメールボックスであること。アーカイブ・グループ・共有・代理人のメールボックスでは使えない2
メールボックスの場所Exchange Online(Microsoft のメールサービス)の上にあること2
会社の設定管理者が、Microsoft 365 がデータを分析して機能を出す設定(コネクテッド エクスペリエンス)をオフにしていないこと5

従来の Outlook(Windows)では、更新後に Copilot のボタンが消える不具合がありました。ビルド20026.20182以降で起き、Microsoft の既知の問題のページ(10月15日更新)では解決済みとされています。6

回避策は、新しい Outlook か Outlook on the web を使うか、Outlook のプロファイル(アカウントと設定の組)を新しく作ることです。6

確かめても原因が分からないときは、Microsoft の案内どおり、社内の IT 管理者に問い合わせます。8

Copilot に渡した内容は AI の学習に使われるか

Microsoft Graph(会社のメールや文書を呼び出す仕組み)経由で扱うプロンプト(入力した指示)、回答、データは、基盤の AI の学習に使われないと、Microsoft は説明しています。5

取引先の名前などの個人情報を含むメールを AI に渡してよいかは、会社ごとの決まりで変わります。考え方は生成AIに個人情報を入力してしまったときの対応にまとめています。

Outlook の Copilot と合わせて読まれる記事です。

まず新規メールを開き、ツールバーに Copilot のアイコンが出るかを見てください。

出典

  1. Microsoft サポート「Copilot in Outlook へようこそ」(参照 2026-10-26)
  2. Microsoft サポート「Outlook の Copilot についてよく寄せられる質問」(最終更新 2026 年 8 月)(参照 2026-10-26)
  3. Microsoft サポート「Outlook で Copilot を使ってメールの下書きを作成する」(参照 2026-10-26)
  4. Microsoft サポート「Outlook で Copilot とチャットする」(参照 2026-10-26)
  5. Microsoft Learn「Microsoft Copilot のデータ、プライバシー、セキュリティ」(2026年10月8日更新)(参照 2026-10-26)
  6. Microsoft サポート「Copilot buttons are missing in classic Outlook for Windows」(2026年10月15日更新・英語)(参照 2026-10-26)
  7. 窓の杜「「Microsoft 365 Business」に「Copilot」をバンドルした新プラン、7月より提供開始」(2026年6月2日)(参照 2026-10-26)
  8. Microsoft サポート「Outlook で Copilot にアクセスできない場合は、IT 管理者にチェックします。」(参照 2026-10-26)
  9. Windows Blog for Japan「Microsoft 365 Copilot Business のご紹介」(2025年12月11日)(参照 2026-10-26)