Gmailには、返信文づくりを助ける機能が3つあります。返信文の候補を示す「スマートリプライ」、入力中に続きの文の案を示す「スマート作成」、指示から下書きを作るGeminiの「文書作成サポート」(英語表記はHelp me write)です。13
前の2つは設定をオンにすれば使えますが、文書作成サポートは、対象のGoogle AIプランか対象のGoogle Workspaceプランの契約が必要です。12
この記事でわかること
- 自分のGmailで使える機能は、設定画面とヘルプで確かめられます
- お客様への返信を下書きさせる指示は、5つの項目を埋めるひな型で作れます
- 送る前に確かめるのは、金額・日付・名前・約束の4点です
3つの機能の違いと利用条件
3つは、動き方も利用条件も違います。
| 機能 | できること | 利用条件 |
|---|---|---|
| スマートリプライ | 届いたメールに、返信文の候補を示す | 設定で「スマート機能」をオンにする |
| スマート作成 | 入力中に、続きの文の案を示す | 同上 |
| 文書作成サポート | 指示や箇条書きから、メールの下書きを作る。書いた文を整えることもできる | 対象のGoogle AIプラン(Google AI Plus・Pro・Ultra)か、対象のGoogle Workspaceプランの契約 |
上の2つは返信文や続きの文の案を示すだけで、3つ目は指示をもとに一から下書きを作ります。13
スマート機能をオンにする手順
オンにする前に、データの扱いを確かめてください。スマート機能がオンのとき、Gmailの内容や操作の履歴が、表示を利用者に合わせるためなどに使われます。3 お客様の個人情報を多く扱う場合は、Googleがデータをどう使うかを確かめてからオンにします。
- Gmailの設定アイコンから「すべての設定を表示」を開きます
- 「全般」タブで、「Gmail、Chat、Meet のスマート機能をオンにする」のチェックボックスをオンにします
- 画面の下の「変更を保存」を押します
文書作成サポートが使えるか確かめる
文書作成サポートは日本語に対応しており、対象のGoogle AIプランとGoogle Workspaceプランなら、日本を含む各国で使えます。1 有料プランのない個人アカウントは、米国のみが対象です。1 自分のアカウントで使えるかどうかは、メールの作成画面に指示の入力欄があるかで確かめます。
お客様への返信を下書きさせる指示のひな型
指示が短いと、当たり障りのない文になりやすくなります。次の5項目を埋めると、直す手間が減ります。
宛先との関係: (例)先月見積りを出した、個人のお客様
用件: (例)工事日程の変更のお願い(来週の火・水・木のいずれかの午前へ)
盛り込む事実: (例)変更の理由は資材の入荷の遅れ。費用は変わりません
盛り込まない内容: (例)追加料金の提示、おわび以外の約束
文体と長さ: (例)です・ます調、200字ほど
文書作成サポートでは、この5項目を入力欄に書きます。2 下書きができたら、「よりフォーマルに」「フレンドリー」「短くする」のボタンで、文体や長さを直せます。2
1日に20通ほど問い合わせが届く工務店で、日程変更をお願いするお客様が3人いたとします。 3人分とも、上のひな型で宛先と日付だけを入れ替えれば、下書きの出だしをそろえられます。 指示に「盛り込まない内容」を毎回書いておくと、AIが金額や約束を書き足すことが減ります。
送る前に確かめる4点
Geminiの機能は、不正確な内容や不適切な内容を示すことがあるため、下書きを確かめるようにとヘルプにあります。2
| 確かめる点 | 見るところ |
|---|---|
| 金額 | 見積りや請求の数字が、手元の書類と一致しているか |
| 日付 | 曜日と日付が合っているか。「来週」が指す週を間違えていないか |
| 名前 | お客様の名前と敬称、会社名の表記が合っているか |
| 約束 | こちらが決めていない対応や期限を、AIが書き足していないか |
送信ボタンを押す前に、この表で見直してください。 合わない箇所は、自分で書き直します。
お客様の情報を入れる前に決めておくこと
返信の下書きには、お客様の名前や用件が入ります。 AIに入力してよい個人情報の範囲は、会社ごとに先に決めておきます。決め方は、生成AIに個人情報を入力するときの対応の記事にまとめています。
あとから「誰が、いつ、AIで作った文を送ったか」を追えるようにしたいときは、生成AIの利用記録の記事が参考になります。
次にやること
- スマートリプライだけで足りるなら、ここで終わりです。設定をオンにして、1週間使ってみましょう
- 返信の文面を毎回ゼロから作っているなら、文書作成サポートの利用条件を確かめ、ひな型で試しましょう
- メールを読む作業から任せたいなら、ClaudeでAI秘書を作る記事に進んでください
出典
- Learn about Gemini features in Gmail(Gmail ヘルプ)(参照 2026-10-05)
- Draft emails with Gemini in Gmail(Gmail ヘルプ)(参照 2026-10-05)
- Google Workspace とその他の Google サービスのスマート機能と設定について(Gmail ヘルプ)(参照 2026-10-05)

