要点

対象:会社でMicrosoft 365を契約している人

  1. 対象の契約があれば追加費用なし
  2. 無料は社内データを自動で見ない
  3. 追加は月2,698円から(割引価格)

対象の Microsoft 365 を契約している会社なら、Copilot Chat は追加費用なしで使えます。無料で使えるのは、ウェブの情報をもとにした回答と、アップロードしたファイルへの質問までです。4

この記事の目次(6節)
  1. 無料の Copilot Chat と、追加ライセンスの違い
  2. 標準アクセスは、混み合う時間帯に遅くなることがある
  3. 利用者がどちらかを確かめる方法
  4. 入力した内容の扱い
  5. 追加ライセンスの値段
  6. 無料で試して、足りないところを見る

会社のメール・会議・チャットを自動で調べるには、Copilot の追加ライセンスが必要です。1

無料の Copilot Chat と、追加ライセンスの違い

ライセンスの有無でどう変わるかは、Microsoft のサポートページの表にまとまっています。1

ウェブの情報をもとにした回答と、Outlook の Copilot は、どちらでも使えます。違いが出る項目は次のとおりです。

項目追加ライセンスなし(Copilot Chat のみ)追加ライセンスあり
AI モデルへのアクセス標準アクセス(混むと遅くなる)優先アクセス(混んでいても速い)
社内データ(会議・メール・チャット・ファイル)アップロードしたファイルが中心(Outlook・Teams で開いている内容も対象)会議・メール・チャット・ファイルなど全般
エージェント(AI に任せる機能)ウェブを使うものと、使った分だけ課金のものは使える。高度なものは使えないリサーチ用・分析用など高度なものも使える
Copilot Studio(エージェントを作るツール)使った分だけ課金含まれる
Word・Excel などの Copilotラベルによる(下のラベルの表)含まれる

最大の違いは、社内データを自動で使えるかどうかです。無料でも、手元のファイルをアップロードすれば質問できます。3

追加ライセンスがあると、Copilot が会議やメールから情報を自動で集めます。ファイルを一つずつアップロードする手間がなくなります。3

標準アクセスは、混み合う時間帯に遅くなることがある

「標準アクセス」は、サービスの混み具合の影響を受けます。応答が遅くなったり、一部の機能が使いにくくなったりすることがあります。2

混雑時の制限は不具合ではなく、多くの人が安定して使えるようにするための仕組みだと、Microsoft は案内しています。2

影響を受けるのは、ファイルのアップロード、画像生成、音声、モデルの選択、高度な推論などです。ほかの機能にも影響が出ることがあります。2

音声は、混雑にかかわらず、現時点では追加ライセンスのある利用者だけが使えます。2

利用者がどちらかを確かめる方法

  1. 仕事用のアカウントで、copilot.cloud.microsoft にサインインします。
  2. 画面の名前の下に出るラベルを見ます。
  3. ラベルの意味は、次の表のとおりです。1
ラベル意味
Copilot Chat (基本)追加ライセンスなし。チャットを使える
M365 Copilot (基本)追加ライセンスなし。チャットに加えて、Word・Excel・PowerPoint などの Copilot も標準アクセスで使える
M365 Copilot (プレミアム)追加ライセンスあり。優先アクセスで、社内データも自動で使える

ラベルの意味は、Microsoft Learn の説明です。3

Copilot Chat を使うには、Microsoft 365 のアカウントでサインインできること、対象のビジネスまたはエンタープライズの契約があることが必要です。1

使えないときは、管理者がアクセスを外している可能性があります。外すのは Microsoft 365 管理センターの「Copilot コントロール」です。アクセスを完全に外すこともできます。管理者の立場なら、そこを確かめてください。3

入力した内容の扱い

仕事用の Microsoft Entra アカウントでサインインして使う Copilot Chat は、エンタープライズ データ保護の対象です。保護の対象になるのは、仕事用のアカウントでサインインしたときです。3

入力した文章と回答は、メールやファイルと同じ契約条件で保護される、と Microsoft は案内しています。3

取引先の個人情報を入れてよいかは、会社ごとの決まりで変わります。個人情報を入力してしまったときの対応は、こちらを見てください(生成AIに個人情報を入力してしまったときの対応)。

追加ライセンスの値段

利用者が300人までの会社向けに、追加ライセンス「Microsoft 365 Copilot Business」が用意されています。対象のビジネスプランに追加して使います。5

Microsoft の日本向け価格ページの金額は次のとおりです。いずれも税別です。4

買い方年払い(1ユーザーの月あたり)月払い(1ユーザーの月あたり)
Copilot Business だけを追加する2,698円(通常は3,148円)3,778円
Business Standard と Copilot Business のセット3,523円4,228円
Business Premium と Copilot Business のセット4,797円5,756円

年払いの2,698円は、2026年12月31日までの割引価格です。年払いの契約で、初年度にだけ適用されます。対象のビジネスプランをすでに契約している会社が買えます。4

セットの金額には、土台になる Microsoft 365 のプラン代が含まれます。すでにプランを契約している会社は、1行目だけを見てください。

Microsoft は、Copilot Business を、追加ライセンスと同じ Copilot の機能を提供するものと説明しています。5

画面のラベルが何と表示されるかは、資料に書かれていません。契約の前に、購入先に「Copilot Business でラベルは何になり、社内データを自動で使えるか」を聞いてください。

無料で試して、足りないところを見る

まず数人に使ってもらい、「会議やメールをまたいで調べたい」という声が出るかを見るのがよいと考えています。

声が出たら、追加ライセンスを検討してください。関連記事で使える条件を確かめておくと、判断しやすくなります。

まず copilot.cloud.microsoft にサインインして、ラベルを見てください。

出典

  1. Microsoft サポート「Copilot Chat のしくみ (Microsoft Copilot ライセンスの有無)」(参照 2026-10-26)
  2. Microsoft サポート「Microsoft Copilot Chat の機能への Standard アクセスと優先アクセス」(参照 2026-10-26)
  3. Microsoft Learn「Microsoft Copilot とは?」(2026年10月23日更新)(参照 2026-10-26)
  4. Microsoft「Microsoft Copilot の価格とプラン」(参照 2026-10-26)
  5. Microsoft Learn「Microsoft Copilot のライセンス オプション」(2026年10月20日更新)(参照 2026-10-26)