Copilot Chat、回答に使ったメモリを表示 保存した内容はその場で削除できる
悠 Yu Niibori AIエンジニア プロフィール
出典 3件
要点
対象:Copilot Chatを仕事で使っている人
回答の「Sources」で使ったメモリが見える オフにしても保存されたメモリは残る 管理者は覚える情報の種類を制限できない Copilotに「覚えておいて」と頼んだことが、どの回答に効いているのか。それが、回答ごとに見えるようになりました。メモリは、仕事の進め方の好みや、やりとりから読み取った詳細をC opilotが覚えておく機能です。
この記事の目次(4節) 「Personalization」タブに並ぶ4種類 使える人と、いまの扱い メモリの保存と削除 会社の管理者ができること・できないこと
この機能は、M icrosoft 365 Copilot Chatで1 0月に一般提供になりました。W eb版で回答の下の「Sources」を押し、「Personalization」タブを開くと、その回答のもとになったメモリが並びます。1
「Personalization」タブに並ぶ4種類
タブは、メモリをオンにしているときだけ表示されます。1
並ぶもの 中身 そこからできること カスタム指示 使う人が「こう答えて」と書いておいた指示 見られる 保存されたメモリ 「覚えておいて」と頼むなどして保存した内容 見て、削除できる チャット履歴から覚えた内容 過去のチャットからC opilotが読み取った詳細 見られる 過去のチャット 回答のもとになった、前のやりとり そのチャットに戻って続けられる
「Sources」「Personalization」は、ロードマップに載っている英語の名前です。日本語の画面での名前は、まだ確かめていません。下の手順で開く設定の「個人用設定」とは、別の場所です。
使える人と、いまの扱い
Copilot Chatとは別の「Microsoft 365 Copilot」のライセンスがなくても、C opilot Chatでメモリを使えます。3 回答のもとになったメモリが見られるのは、W eb版のC opilot Chatです。1
メモリの機能そのものは、まだプレビュー(試しの提供)です。管理者向けの説明(9月2日 更新)にそう書いてあり、仕様は変わることがあります。3
メモリの保存と削除
メモリの保存は、初めからオンです。入力欄に「報告書はP owerPointではなくE xcelで作る、と覚えておいて」のように書くと、保存されます。2
保存されたメモリは、次の手順で削除します。2
Copilot Chatにサインインし、画面の右上にある「…」(設定など)を押す
「Chat 設定」を開き、「個人用設定」を選ぶ
「保存されたメモリ」の「保存されたメモリの管理」を押す
消したいメモリの横の「削除」を押す。全部消すなら「すべてのメモリを削除」を押す
これから先は保存させたくないなら、「保存されたメモリ」をオフにする
オフにしても、保存されたメモリは残ります。消したいものは、手順4で削除します。2
チャットを削除しても、そのチャットから保存したメモリは残ります。チャット履歴から覚えた内容は、扱いが違います。3
「個人用設定」の「Chat 履歴」をオフにする → 30日 後に消える
ある情報を話したチャットを全部削除する → その情報は7 日以内に消える
会社の管理者ができること・できないこと
管理者がしたいこと できるか 会社全体でメモリを止める できる。「拡張個人用設定」をオフにする(初期設定はオン) メモリに入る情報の種類を絞る できない 保持ポリシーでメモリを自動で削除する できない。P urviewの保持ポリシーはメモリに適用されない 社員のメモリを探して削除する できる。電子情報開示で探し、M icrosoft Graph エクスプローラーで削除する。カスタム指示はまだ探せない メモリの操作を監査ログで追う できない。P urviewの監査ログに残らない
メモリは、社員のメールボックスの隠しフォルダーに保存されます。会社全体で止めても、保存されたメモリとカスタム指示は残ります。3
管理者は、覚える情報を絞れません。顧客名や取引の金額など、C opilotに覚えさせない情報を社内で決めて、社員に伝えておくとよいでしょう。入力してよい情報を決めるときは、IPAが挙げる生成AIのセキュリティ対策 が参考になります。
AIとのやりとりがどこまで記録に残るかは、生成AIの監査ログで、社員の入力内容までわかるのか で取り上げました。C opilotに作業を任せる前に決めることは、Copilot Coworkの使い方 にまとめています。
まずは「保存されたメモリの管理」を開いて、いま何が保存されているかを見てください。
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