要点
対象:会社のスライドの見た目をそろえたい職場
- 公式キットはブランドマネージャーだけが作る
- スキルはファイルか画面で追加する
- 公開するまで、キットのスキルは使えない
PowerPointのCopilotで、会社の色・フォント・テンプレートをまとめた「ブランドキット」が使えるようになると、Microsoftが9月14日に発表しました。1
自社で使えるかは、IT管理者が「ブランドマネージャー」という担当者を指定しているかで分かれる、と考えています。公式のキットを作る人がいなければ、使う人の操作は始まらないからです。
使うだけの人は、公式のキットがもう公開されているかを、管理者に聞いてください。
ブランドキットとスキルとは
ブランドキットは、会社が決めたロゴ・色・フォント・テンプレートなどをまとめたものです。使う人がキットを選ぶと、Copilotはその色とフォントを使ってスライドを作ります。4
スキルは、Copilotに頼む作業の手順をまとめたものです。ブランドマネージャーがキットに入れて公開すると、そのキットを共有されている人が呼び出せます。23
| 機能 | 中身 | 公式版を作れる人 |
|---|---|---|
| ブランドキット | ロゴ・色・フォント・画像とアイコン・テンプレート・文章の語り口(ブランドボイス)など | ブランドマネージャー |
| スキル | 作業の手順を書いたMarkdown形式(.md)か圧縮ファイル(.zip) | ブランドマネージャー |
ブランドガイドラインのPDFを入れると、ルールが自動で取り出されます。4
誰が何をするか
IT管理者がすること
IT管理者は、ブランドマネージャーを指定します。指定から作れるようになるまで、最長24時間かかることがあります。4
Microsoftの告知(Microsoft 365 管理センターのメッセージセンター)では、管理者に次のような点が勧められています。3
- 管理センターの「Enterprise Brand Manager policy」で、誰がブランドマネージャーかを確かめる
- スキルを作る人・見直す人・承認する人・保守する人を決める
- 広く公開する前に、代表的な場面で試す
- 公開したスキルを定期的に見直し、古くなったスキルは使うのをやめる
ブランドマネージャーがすること
ブランドマネージャーは、公式のブランドキットを作って公開します。公開すると、同じ組織の人が「Organization」タブから選べます。4
スキルを追加するときは、Copilotアプリでブランドキットを開き、「Skills」の横の「+」を押します。ファイルを上げるか、画面で直接書いて追加できます。2
キットに入れたスキルは、公開するまで使えません。3
使う人がすること
使う人は、PowerPointでCopilotのウィンドウを開き、次の順に選びます。2
- プロンプト欄の「+」を押し、「Select brand」を選ぶ
- スキルが入ったブランドキットを選ぶ
- もう一度「+」を押し、「Choose skills」を選ぶ
- 一覧から使うスキルを選ぶ
いつから、何があれば使えるか
メッセージセンターの告知は、2026年9月16日付です。一般提供は9月下旬に始め、月末までに終える予定でした。先行提供の「Frontier」プログラム向けは、9月中旬に始める予定でした。3
10月13日の時点で、自社のPowerPointでもう使えるかは、こちらでは分かりません。
必要なライセンスは、資料によって書き方が違います。
- 窓の杜は、Microsoft 365 Copilotのライセンスがある人が対象と伝えています。1
- ブランドキットの説明ページは、Microsoft Copilot Premiumのライセンスが要ると書いています。4
- メッセージセンターの告知には、ライセンスの条件が書かれていません。3
窓の杜の記事にあり、サポートページで確かめられなかった機能
窓の杜の記事には、次の2つの機能が出てきます。1
- ガバナンスモード(承認されたレイアウトだけを使わせる)
- 「@Prepare for Questions」など、用意されたスキル
この2つは、確認した3つのサポートページには書かれていませんでした。245 使えるかどうかは、自社の画面で確かめてください。
自分用のスキルとの違い
ブランドマネージャーでなくても、自分用のスキルは作れます。Copilotウィンドウの「+」から「Choose skills」を開き、「Manage skills」の「Add skill」で追加できます。保存先は自分のOneDriveです。5
この方法で追加したスキルは、自分だけが使えます。5 ほかの人と共有するスキルは、Microsoftの資料ではブランドキットに入れる形で説明されています。2
管理者に聞くこと
当サイトでは、ブランドキットとスキルを実際に動かして確かめていません。次の3つを管理者に聞いてください。
- ブランドマネージャーはもう指定されているか。いなければ、誰にするか
- 自社のライセンスで、ブランドキットが使えるか
- 公式のブランドキットは、もう公開されているか
公開されていれば、PowerPointのCopilotで「Select brand」を選び、一覧に出るかを見てください。
定型業務を任せる別の機能については、Copilot Coworkの使い方にまとめています。9月25日のCopilotの刷新は、AIニュースのまとめで取り上げました。
Googleの仕事用エージェントも、管理者の設定が先に要ります。Geminiエージェントの発表にあります。
出典
- 窓の杜「「PowerPoint」のCopilotで自社デザインの適用や作業自動化が可能に」(2026年10月13日)(参照 2026-10-13)
- Microsoft サポート「Brand Skill support for Copilot in PowerPoint」(参照 2026-10-13)
- Microsoft 365 メッセージセンター MC1473166「Brand Skill support now available in PPT Copilot [Desktop]」(2026年9月16日)(参照 2026-10-13)
- Microsoft サポート「Create and manage official Brand kits in the Microsoft 365 Copilot app」(参照 2026-10-13)
- Microsoft サポート「Use custom skills with Copilot in PowerPoint」(参照 2026-10-13)
