要点

対象:会社のスライドの見た目をそろえたい職場

  1. 公式キットはブランドマネージャーだけが作る
  2. スキルはファイルか画面で追加する
  3. 公開するまで、キットのスキルは使えない

PowerPointのCopilotで、会社の色・フォント・テンプレートをまとめた「ブランドキット」が使えるようになると、Microsoftが9月14日に発表しました。1

この記事の目次(6節)
  1. ブランドキットとスキルとは
  2. 誰が何をするか
  3. いつから、何があれば使えるか
  4. 窓の杜の記事にあり、サポートページで確かめられなかった機能
  5. 自分用のスキルとの違い
  6. 管理者に聞くこと

自社で使えるかは、IT管理者が「ブランドマネージャー」という担当者を指定しているかで分かれる、と考えています。公式のキットを作る人がいなければ、使う人の操作は始まらないからです。

使うだけの人は、公式のキットがもう公開されているかを、管理者に聞いてください。

ブランドキットとスキルとは

ブランドキットは、会社が決めたロゴ・色・フォント・テンプレートなどをまとめたものです。使う人がキットを選ぶと、Copilotはその色とフォントを使ってスライドを作ります。4

スキルは、Copilotに頼む作業の手順をまとめたものです。ブランドマネージャーがキットに入れて公開すると、そのキットを共有されている人が呼び出せます。23

機能中身公式版を作れる人
ブランドキットロゴ・色・フォント・画像とアイコン・テンプレート・文章の語り口(ブランドボイス)などブランドマネージャー
スキル作業の手順を書いたMarkdown形式(.md)か圧縮ファイル(.zip)ブランドマネージャー

ブランドガイドラインのPDFを入れると、ルールが自動で取り出されます。4

誰が何をするか

WHO DOES WHAT 01 02 03 IT管理者 ブランドマネージャー 使う人 ブランドマネージャー を指定する ブランドキットを 作って公開する スキルのファイルを追加する 「+」→ Select brand 「+」→ Choose skills 公式キットを作れるまで最長24時間 .md か .zip スキル入りのキットを選ぶ キットのスキルは、公開するまで使えない BRAND KIT AND SKILLS
ブランドキットとスキルが使う人に届くまでの、3つの役割です。公式のキットは、IT管理者がブランドマネージャーを指定するまで作れません。

IT管理者がすること

IT管理者は、ブランドマネージャーを指定します。指定から作れるようになるまで、最長24時間かかることがあります。4

Microsoftの告知(Microsoft 365 管理センターのメッセージセンター)では、管理者に次のような点が勧められています。3

  • 管理センターの「Enterprise Brand Manager policy」で、誰がブランドマネージャーかを確かめる
  • スキルを作る人・見直す人・承認する人・保守する人を決める
  • 広く公開する前に、代表的な場面で試す
  • 公開したスキルを定期的に見直し、古くなったスキルは使うのをやめる

ブランドマネージャーがすること

ブランドマネージャーは、公式のブランドキットを作って公開します。公開すると、同じ組織の人が「Organization」タブから選べます。4

スキルを追加するときは、Copilotアプリでブランドキットを開き、「Skills」の横の「+」を押します。ファイルを上げるか、画面で直接書いて追加できます。2

キットに入れたスキルは、公開するまで使えません。3

使う人がすること

使う人は、PowerPointでCopilotのウィンドウを開き、次の順に選びます。2

  1. プロンプト欄の「+」を押し、「Select brand」を選ぶ
  2. スキルが入ったブランドキットを選ぶ
  3. もう一度「+」を押し、「Choose skills」を選ぶ
  4. 一覧から使うスキルを選ぶ

いつから、何があれば使えるか

メッセージセンターの告知は、2026年9月16日付です。一般提供は9月下旬に始め、月末までに終える予定でした。先行提供の「Frontier」プログラム向けは、9月中旬に始める予定でした。3

10月13日の時点で、自社のPowerPointでもう使えるかは、こちらでは分かりません。

必要なライセンスは、資料によって書き方が違います。

  • 窓の杜は、Microsoft 365 Copilotのライセンスがある人が対象と伝えています。1
  • ブランドキットの説明ページは、Microsoft Copilot Premiumのライセンスが要ると書いています。4
  • メッセージセンターの告知には、ライセンスの条件が書かれていません。3

窓の杜の記事にあり、サポートページで確かめられなかった機能

窓の杜の記事には、次の2つの機能が出てきます。1

  • ガバナンスモード(承認されたレイアウトだけを使わせる)
  • 「@Prepare for Questions」など、用意されたスキル

この2つは、確認した3つのサポートページには書かれていませんでした。245 使えるかどうかは、自社の画面で確かめてください。

自分用のスキルとの違い

ブランドマネージャーでなくても、自分用のスキルは作れます。Copilotウィンドウの「+」から「Choose skills」を開き、「Manage skills」の「Add skill」で追加できます。保存先は自分のOneDriveです。5

この方法で追加したスキルは、自分だけが使えます。5 ほかの人と共有するスキルは、Microsoftの資料ではブランドキットに入れる形で説明されています。2

管理者に聞くこと

当サイトでは、ブランドキットとスキルを実際に動かして確かめていません。次の3つを管理者に聞いてください。

  1. ブランドマネージャーはもう指定されているか。いなければ、誰にするか
  2. 自社のライセンスで、ブランドキットが使えるか
  3. 公式のブランドキットは、もう公開されているか

公開されていれば、PowerPointのCopilotで「Select brand」を選び、一覧に出るかを見てください。

定型業務を任せる別の機能については、Copilot Coworkの使い方にまとめています。9月25日のCopilotの刷新は、AIニュースのまとめで取り上げました。

Googleの仕事用エージェントも、管理者の設定が先に要ります。Geminiエージェントの発表にあります。

出典

  1. 窓の杜「「PowerPoint」のCopilotで自社デザインの適用や作業自動化が可能に」(2026年10月13日)(参照 2026-10-13)
  2. Microsoft サポート「Brand Skill support for Copilot in PowerPoint」(参照 2026-10-13)
  3. Microsoft 365 メッセージセンター MC1473166「Brand Skill support now available in PPT Copilot [Desktop]」(2026年9月16日)(参照 2026-10-13)
  4. Microsoft サポート「Create and manage official Brand kits in the Microsoft 365 Copilot app」(参照 2026-10-13)
  5. Microsoft サポート「Use custom skills with Copilot in PowerPoint」(参照 2026-10-13)