要点

対象:Claude Codeの/fastを見かけた人

  1. Opus 5.5では標準の2倍の料金
  2. 使うのは追加の使用量だけ
  3. Opus 4.8の分は11月30日まで

fast modeは、Claude Opusが答えを返す速さを、ふだんの最大2.5倍にする設定です。1使うモデルは同じで、性能やできることは変わらず、上がるのは料金です。Opus 5.5では、ふだん(標準)の2倍になります。23

この記事の目次(8節)
  1. fast modeの料金
  2. 使えるプランと、必要な設定
  3. 始め方
  4. 使う場面と、使わない場面
  5. Opus 4.8のfast modeは、11月30日に使えなくなる
  6. 使えないときに確かめること
  7. 毎日の仕事は、仕事ごと任せる
  8. この仕事を任せられるか、30分で確かめる

fast modeの料金

Opus 5.5のfast modeは、入力も出力も、標準の速さで使うときの料金の2倍です。単位のMTokは100万トークンのことで、トークンはAIが文字を数える単位です。3

区分入力(1MTokあたり)出力(1MTokあたり)
Opus 5.5 標準4ドル20ドル
Opus 5.5 fast mode8ドル40ドル
Opus 5 fast mode(使うには申請が要る)10ドル50ドル
Opus 4.8 fast mode(11月30日まで)10ドル50ドル

fast modeの単価は、入力が20万トークンを超える長い依頼でも変わりません。2

1回の作業で、いくら違うか

入力5万トークン、出力1.5万トークンの作業を、キャッシュ(前に読ませた内容の再利用)を使わずに頼んだ場合を、表の単価から計算します。

区分入力の分出力の分合計
標準0.20ドル0.30ドル0.50ドル
fast mode0.40ドル0.60ドル1.00ドル

この例は単価からの計算で、実際の請求とは違うことがあります。

途中でオンにすると、割高になりやすい

会話の途中でfast modeを初めてオンにすると、それまでの会話の全部が、fast modeの単価(キャッシュなし)で数えられます。会話が長いほど高くつくので、使うなら会話の最初にオンにします。1

fast modeと標準の速さは、前に読ませた内容の控え(キャッシュ)を別々に持ちます。切り替えるたびに、その会話をもう一度読み直す料金がかかります。1

使えるプランと、必要な設定

Claude Codeでfast modeを使えるのは、Pro・Max・Ultra・Team・Enterpriseの各プランと、Claude Consoleです。1

使い方必要なもの料金の引かれ方
Pro・Max・Ultrausage credits(プランの枠を超えて使う分の課金)をオンにするusage creditsから。プランの利用枠には含まれない
Team・Enterprise管理者(Owner)が先にfast modeを有効にする。usage creditsもオンにする組織のusage creditsから
Claude Console有料の組織であることAPI料金の一部として

Pro・Max・Ultraでは、プランの利用枠が残っていても、fast modeの分は利用枠ではなくusage creditsから引かれます。usage creditsが尽きると、標準の速さに戻ります。1

次の4つ経由では、Claude Codeのfast modeを使えません。1

  • Amazon Bedrock
  • Google CloudのAgent Platform
  • Microsoft Foundry
  • Claude Platform on AWS

始め方

Claude Codeのコマンドラインでは、次の手順で切り替えます。1

  1. 入力欄に /fast と打つ
  2. Spaceキーでオンとオフを切り替え、Enterキーで決める
  3. 画面に「Fast mode ON」と出て、入力欄の横に ↯ の印が付いたら、オンになっています

設定ファイルに "fastMode": true と書いても、オンにできます。1

claude.ai/codeのクラウドのセッションでは、/fast on と打つか、入力欄にあるモデルのメニューで切り替えます。この場合は、そのセッションのあいだだけオンです。1

状態の確認は、いつでも /fast でできます。オフにしても、モデルはOpusのままです。1

Claude Codeのバージョン2.1.280以降では、fast modeの初期設定のモデルはOpus 5.5です。1

APIで使う場合

APIでは、依頼に speed: "fast" を足します。22026年10月15日から、Opus 5.5では利用の申し込みもベータヘッダーも要りません。4

Batch API(まとめて安く頼む仕組み)と、Priority Tier(優先して処理される契約)では、fast modeを使えません。2

使う場面と、使わない場面

すぐに答えが欲しい作業にはfast mode、長く動かす作業や費用を抑えたい作業には標準が向きます。1

場面向いている速さ
プログラムを直しながら、何度も試すfast mode
動かしながら、原因を探すfast mode
締め切りが近い作業fast mode
長い時間、人が見ずに進む作業標準
まとめて大量に処理する作業標準
費用を抑えたい作業標準

速くなるのは出力の速さが中心です。最初の文字が出るまでの時間を縮める設定ではありません。2

努力レベル(考える時間の長さ)を下げることと、fast modeは別です。fast modeは質を変えずに速くし、努力レベルを下げると、複雑な作業では質が落ちることがあります。両方を組み合わせることもできます。1

Opus 4.8のfast modeは、11月30日に使えなくなる

日付起きること
2026年10月30日Opus 4.8のfast modeの廃止を発表
2026年11月30日claude-opus-4-8 に speed: "fast" を付けた依頼には、エラーが返る

続けて使うには、Opus 5.5への切り替えが必要です。4Opus 4.8を指定して自分のプログラムからAPIを呼んでいる場合は、使っているモデルの名前を、期日の前に見直してください。

使えないときに確かめること

画面の表示確かめること
Fast mode requires usage creditsusage creditsがオフになっていないか。Pro・Max・Ultraは、claude.aiの設定の使用状況のページか /usage-credits で開けます1
Fast mode has been disabled by your organization組織の管理者が、fast modeを有効にしていないか、管理設定で止めています1
Fast mode unavailable during evaluationConsoleの無料の評価プランです。クレジットを買うと使えます1
↯ の印が灰色になったfast modeの上限に達し、標準の速さと料金で動いています。待つと、自動で戻ります1
「Fast mode disabled · usage credits exhausted」と出た標準の速さと料金に切り替わり、そのセッションの間はオフです。/fast でオンに戻せます1

Claude Codeでは、どちらの場合も標準の速さで続きます。標準に戻った間の料金は、標準の単価です。1

毎日の仕事は、仕事ごと任せる

fast modeは、答えを待つ時間を料金で短くする設定です。

議事録や日報の清書のような決まった仕事なら、速さの設定を気にせず、仕事ごと任せる方法もあります。AI秘書が何ができるかは別の記事にまとめました。

当サイトのAI秘書でも、議事録の作成と日報・作業記録の清書を引き受けています。自分で組むなら、ClaudeでAI秘書を作る手順の記事が参考になります。

Claudeの有料プランで事務を任せる機能は、Claude Coworkの使い方にまとめました。

この仕事を任せられるか、30分で確かめる

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出典

  1. Speed up responses with fast mode(Claude Code Docs)(参照 2026-10-31)
  2. Fast mode(Claude Platform Docs)(参照 2026-10-31)
  3. Pricing(Claude Platform Docs)(参照 2026-10-31)
  4. Release notes(Claude Platform Docs)(参照 2026-10-31)