要点

対象:PCA Archを使う経理・総務の担当者

  1. 契約中か体験中なら基本無料枠
  2. 分析・グラフは月に約35回が目安
  3. 無料枠のあとの料金は記載なし

PCA AIエージェントは、基幹業務システム「PCA Arch」の新機能です。日本語で指示すると、予算実績を集計し、グラフと分析コメントを出します。12

この記事の目次(6節)
  1. 使える人と費用
  2. 月の上限
  3. できること
  4. 今後の予定
  5. 資料に記載のないこと
  6. 試し方

PCA Archを契約中か、体験利用を申し込んだ会社には、基本無料枠が設定されます。分析やグラフ作成のような重い処理は月に約35回が目安で、上限に達するとその月は使えなくなります。12

使える人と費用

知りたいことPCAの資料の表記
使える人「『PCA Arch』をご契約中、または体験利用をお申込み頂いたお客様」1
費用「基本無料枠(月間利用上限あり)」。「今なら」とあり、いつまでかは記載がない12
PCA Archの月額財務経理・人事労務・販売管理のそれぞれが「月額9,000円(税抜)~」。この月額にAIエージェントが含まれるかは記載がない3
体験利用「2ヶ月無料」3
使える範囲PCAソフトのユーザー設定の権限範囲内1

AIエージェントが扱えるのは、指示した人にPCAソフトで権限があるデータの範囲です。

月の上限

上限は、利用組織ごとに決まります。月初にリセットされ、使い切るとその月は使えません。12

処理1か月の回数の目安
高負荷処理(分析・グラフ作成)約35回12
低負荷処理(マニュアル回答)約200回12

営業日で数えると、重い処理は1日に2回弱です。月20営業日で割った当サイトの試算で、PCAの数字ではありません。

上限が使う人の数で増えるかは、記載がありません。複数の担当者で使うなら、月初に誰が何回使うかを決めておくと、月末に止まりにくくなります。

できること

資料が挙げる機能は、サービスごとに3つずつ、合わせて9つです。ニュースリリースは「搭載予定機能」と書き、専用サイトは「2026年9月 提供開始」としています。いま全部が使えるかは、資料から読み取れません。12

マスターは、社員や得意先など、あらかじめ登録してある一覧のことです。

サービス機能入力する指示の例出力される内容
PCA Arch 財務経理年次予算実績比較表・予算分析表・部門別予算実績比較表「予算・実績の集計結果を四半期で集計して。グラフ化して、インサイト(分析)を表示して」グラフと分析つきの予算実績レポート1
PCA Arch 人事労務社員・部門・役職のマスター「社員の部門別年齢別構成グラフを作成して」AIが選んだグラフ。続けて「この結果からどのような分析ができますか?」と聞くと、分析の方法を教えてくれる1
PCA Arch 販売管理得意先・仕入先・商品のマスター「得意先「区分1」の構成比グラフと分析グラフを表示して、インサイト(分析)を表示して」指示した区分をもとにした顧客分析レポート1

どの例も、集計とグラフと分析です。マスターのデータを登録・変更する機能かどうかは、資料から分かりません。1

同じ指示でも毎回同じ結果になるとは限りません。PCAも資料に注記しています。1 出力された数字は、PCA Archの帳票と突き合わせてから使います。

今後の予定

専用サイトは、今後の展開を3つのフェーズで示しています。2

フェーズ内容時期
1証憑・書類のペーパーレス化提供中
2AIチャットによるデータ分析・標準化2026年9月 提供開始
3業務タスクの自律実行。指示1つで複数のタスクが続けて動く将来提供予定

フェーズ3は、まだ使えません。ニュースリリースも、会社ごとに業務タスクを決めて、複数のサービスをまたいで自動で動かす機能を「搭載予定」としています。1

数字の確認作業をAIに任せたい方の相談は、当サイトのAI秘書の経営の数字でも受け付けています。

資料に記載のないこと

ニュースリリースと専用サイトには、次のことの記載がありません。契約前にPCAへ問い合わせて確かめておくと安心です。

  • 無料枠を超えた分の料金
  • 無料期間の終了時期
  • 上限が使う人の数で変わるか
  • PCA Arch以外のPCA製品で使えるか
  • 入力したデータがAIの学習に使われるか

データの扱いは社内規程に関わります。契約を決める前に、生成AIに個人情報を入力してしまったときの対応も読んでおくとよいでしょう。

試し方

  1. PCA Archの契約中の会社には、基本無料枠が設定されます。契約前なら、2か月無料の体験利用を申し込みます。3
  2. 「Archポータル」のAIアシスタントのチャットを開きます。PCA Archのページは、リリース時に実装されない機能も含むと注記しています。3
  3. 資料にある例に近い指示を、自社のデータで1つ入力します。
  4. 出力された集計の数字を、PCA Archの帳票と突き合わせます。
  5. 重い処理は月に約35回が目安なので、試す回数を先に決めておきます。

月の上限で止まる仕組みは、kintone AIのクレジットにもあります。会計ソフトのAIは弥生会計 NextのAIの記事にあります。社内の問い合わせに答えるAIはSmartHR AIアシスタントの記事にあります。

出典

  1. ピー・シー・エー「『PCA AIエージェント』をリリース」ニュースリリース(2026年9月29日)(参照 2026-10-27)
  2. ピー・シー・エー「業務に”ちょうどいいAI”『PCA AIエージェント』」(専用ページ)(参照 2026-10-27)
  3. ピー・シー・エー「財務経理・人事労務・販売管理クラウド『PCA Arch』」(参照 2026-10-27)
  4. VOIX「ピー・シー・エー、新機能「PCA AIエージェント」で業務効率化を実現するサービスを発表」(2026年9月29日)(参照 2026-10-27)