要点

対象:SmartHRを使っている管理部門の担当者

  1. 文書はAIの学習に使われない
  2. 見せる範囲は雇用形態で分ける
  3. 問い合わせの前に文書を用意

SmartHRのAIアシスタントは有料オプションで、紹介ページにもヘルプにも金額は載っていません。基本機能の画面からは導入できないので、問い合わせフォームから相談します。12

この記事の目次(7節)
  1. 料金と申し込み
  2. AIアシスタントでできること
  3. 管理者が始める流れ
  4. 導入した会社の数字
  5. アップロードした文書の扱い
  6. SmartHRを使っていない会社の選択肢
  7. 問い合わせの前に用意すること

契約の前に、15日間の無料トライアルで試せます。2

料金と申し込み

知りたいこと公式の書き方
料金「有料オプション機能」。金額は載っていない14
申し込み先検討中の会社と、SmartHRを使っている会社で、問い合わせフォームが分かれている1
試せるか「15日間の無料トライアルで実際の機能をお試しいただけます」2
基本機能から入れられるか入れられない。ヘルプには「AIアシスタントのインストールは、SmartHR基本機能から操作できません」とあります。追加には問い合わせが要ります1
見積もり「SmartHR導入に関するご相談、見積もりのご依頼、トライアルを受け付けています」2

紹介ページには「料金プランを見る」のボタンがありますが、金額は書かれていません。金額は、見積もりを頼んで確かめます。2

AIアシスタントでできること

管理部門が、就業規則やマニュアルなどの文書をアップロードします。従業員は、SmartHRのホーム画面の検索バーに質問を入力すると、チャットで答えが表示されます。4

スマートフォンのアプリからも使えるので、会社のパソコンを持たない社員も質問できます。24

誰がすること
管理部門文書をアップロードする。見せる範囲を、雇用形態ごとに決める24
従業員質問を書く。答えと、答えの元になった文書を見る4
管理部門どんな質問が多いか、どの部署が多く使っているかを、レポートで見る2

アップロードできるファイルは、pdf、txt、docx、xlsx、csv、pptx、mdです。紙の書類のスキャンデータや、複雑な表のデータも、意味を読み取れると紹介ページは説明しています。2

管理者が始める流れ

管理者向けのヘルプでは、導入の流れが次の順に並んでいます。画面ごとの細かい操作は、ログインしないと読めないヘルプに載っています。1

  1. AIアシスタントを管理する人のアカウントに、権限を与える
  2. 文書をまとめて入れる「データソースコレクション」を作る
  3. 従業員の問い合わせ先を設定する(任意)
  4. 文書を追加する(ヘルプでは「データソースの追加」)
  5. 検索を試す
  6. 従業員に公開する
  7. 利用状況のレポートを見る
  8. 文書を整える

改定した文書を再アップロードすると、自動回答の精度が改善されると、紹介ページは説明しています。2

導入した会社の数字

SmartHRは2026年7月1日、提供開始から約1年の導入状況を発表しました。3

数字内容
累計15万回AIが従業員の問い合わせに回答した延べ回数。利用者の数や、解決した件数ではない3
900社導入した会社の数3
約10%・約20%SmartHRの社内で2025年8月の1か月に試したときの、問い合わせ対応の削減率。問い合わせ全体で約10%、総務・情シス関連では約20%3
82%同じ社内実証での回答成功率。人事・労務以外も含む200件以上の文書を入れたあとも保ったと発表3

どれもSmartHR自身が発表した数字です。自社で同じだけ減る保証はありません。

アップロードした文書の扱い

確かめたいこと公式の書き方
AIの学習に使われるか「AIモデルやLLM(大規模言語モデル)の学習に利用されることもありません」2
他社から見えるかアップロードした文書は、その会社の回答にだけ使われ、他社には公開されない4
誰に見せるか文書ごとに、雇用形態に応じて回答内容を制限できる24
ダウンロードできるか従業員は「閲覧」できるが、「ダウンロード」はできない2

社内の文書に個人情報が含まれるときは、個人情報を入力してしまったときの対応も参考になります。

SmartHRを使っていない会社の選択肢

SmartHRを使っていない会社や、人事以外の社内の質問にも答えさせたい会社は、別の仕組みを検討します。

グループウェアのAIの例として、サイボウズ Office AIラボは、クラウド版なら追加費用なしで使えます。社内の規程やマニュアルをもとに質問へ答える仕事は、当サイトのAI秘書の社内・総務でも引き受けています。

職場でAIを使うときの点検は、IPAが挙げる5つの対策が参考になります。

問い合わせの前に用意すること

見積もりを頼む前に、次の3つを用意しておくと、やり取りが早く済みます。

  • アップロードしたい文書の一覧(就業規則、育休や年末調整の手引きなど)と、そのファイル形式
  • 文書ごとに見せる相手(雇用形態ごとに分けます)
  • 従業員からよく来る質問を10個

紹介ページは、多くの問い合わせが届く年末調整での活用をすすめています。2

まず、文書の一覧・見せる相手・質問の例をそろえて、問い合わせフォームから見積もりを頼んでみましょう。

出典

  1. SmartHR ヘルプセンター「AIアシスタントの使い方」(管理者向け)(参照 2026-10-25)
  2. SmartHR「AIアシスタント」(機能の紹介ページ)(参照 2026-10-25)
  3. SmartHR「SmartHRの『AIアシスタント』、提供開始から約1年で問い合わせへの自動回答が15万回を突破」(PR TIMES、2026年7月1日)(参照 2026-10-25)
  4. Impress Cloud Watch「SmartHR、就業規則などをもとに従業員の問い合わせへ自動回答する『AIアシスタント』」(2025年6月25日)(参照 2026-10-25)