要点

対象:ジョブカン会計で仕訳を手で打っている経理担当者

  1. 証憑管理は請求書と領収書が対象
  2. tofuは通帳とカード明細も読む
  3. 証憑管理はAPI、tofuはCSVでつなぐ

ジョブカン会計でAIに仕訳を作らせる方法は、2つあります。オプションの「ジョブカン証憑管理」を付ける方法と、別の会社のサービス「tofu」で仕訳データを作って取り込む方法です。

この記事の目次(5節)
  1. 書類・渡し方・料金の違い
  2. 証憑管理は設定を先に済ませる
  3. tofuは通帳とカード明細も読む
  4. 扱う書類で選ぶ
  5. 申し込む前に窓口へ聞くこと

請求書と領収書だけなら証憑管理、通帳やカード明細まで任せたいならtofuが候補です。どちらも、AIが仕訳案(人が確かめる前の仕訳)を作るまでの話です。帳簿に入れる前に人が見る手順は、自社で決めておきます。

書類・渡し方・料金の違い

証憑(しょうひょう)は、請求書や領収書のように、取引の裏づけになる書類のことです。2つの違いを、発表と製品ページに書いてある範囲で並べました。1235

APIは、ソフト同士が自動でデータをやり取りする仕組みです。CSVは、表計算ソフトでも開ける、表の形のデータファイルです。

比べる点ジョブカン証憑管理の「AI仕訳作成・出力機能」tofuとの連携
提供元DONUTS(ジョブカン会計と同じ会社)株式会社Tofu(別の会社)
始まった日2026年4月13日2026年9月7日
読み取る書類請求書・領収書(製品ページに書かれているのはこの2つ)領収書・請求書・銀行通帳・クレジットカード明細
仕訳の作り方事前に登録した勘定科目と取引先の情報をもとに、読み取った内容に合う勘定科目をAIが選ぶ書類をアップロードすると、仕訳データを自動で作る
ジョブカン会計への渡し方ジョブカン会計を使っていれば、APIでつなぐCSVファイルを経由する
無料で試せるか30日間の無料トライアルで全機能を試せる。一部の機能は使える回数に上限がある料金ページには無料の記載がない。製品ページには「クレジットカード登録不要」とある
人が確かめる手順発表に書かれていない製品ページに、データの最終確認は人がするとある

証憑管理は設定を先に済ませる

証憑管理は、ジョブカン会計のオプションです。AI-OCR(画像の文字を読み取る機能)で読み取った書類を、取引先や勘定科目の設定と照らして仕訳にします。1

経理担当者が、先に勘定科目と取引先を設定しておきます。この設定が、仕訳に当てはめる元になるためです。1

仕訳データは、ほかの会計ソフトにも取り込みやすい形で出せます。テンプレートで項目名を選び、CSVで書き出せます。1

発表に載っている画面の画像は、開発中のものです。実際の仕様と違うことがあると、発表に書かれています。無料トライアルでは、一部の機能に使える回数の上限があります。1

月額と読み取れる枚数は、ジョブカンのAI-OCRの料金と条件の記事で表にしています。

tofuは通帳とカード明細も読む

tofuは、書類をAIが読み取り、仕訳案まで作るサービスです。ジョブカン会計との連携では、アップロードした書類から、ジョブカン会計に取り込める形式の仕訳データを作ります。34

渡し方は、いまのところCSVファイルです。ジョブカン会計側がデータを外から受け取る仕組み(公開API)を広げたら、ファイルを使わずに直接つなぐ形へ変えると、両社が予定しています。34

証憑管理と違い、銀行通帳とクレジットカード明細も読み取ります。3

料金は、tofuの料金ページに3つのプランが載っています。いずれも会計事務所向けで、所内の人数で3つに分かれています。6

プラン月払い年一括1年に読み取れる書類初期費用
Pro(10名以下の会計事務所)18,000円180,000円9,600通100,000円
Business(2〜30名の会計事務所)45,000円444,000円30,000通100,000円
Enterprise(30名以上の会計事務所)93,000円936,000円78,000通100,000円

料金ページには、税込か税抜か、上限を超えたときの料金、無料トライアルの条件が載っていません。1年に読み取れる書類の数を超えると、新しい書類は保留になり、プランを上げるまで処理が止まります。6

会社の経理担当者が自社の帳簿のために使うとき、どのプランに当たるかは、料金ページに書かれていません。

tofuを運営する株式会社Tofuは、2026年3月にできた新しい会社です。37

扱う書類で選ぶ

状況候補
請求書と領収書だけを、ジョブカン会計に入れたいジョブカン証憑管理(APIでつながる)
銀行通帳やクレジットカード明細の仕訳も、AIに任せたいtofu(読み取る書類に明記されている)
会社の経理担当者が自社の帳簿に使うどちらも、記事の最後の4つの質問を窓口に聞いてから決める

別の会計ソフトのAI機能は、弥生会計 NextのAIの記事で取り上げました。領収書を申請する段階のAIチェックは、経費精算のAIチェックの記事で取り上げました。

申し込む前に窓口へ聞くこと

発表と製品ページで分からない点を、サービスの窓口に聞いてください。

  1. 仕訳を取り込むとき、ジョブカン会計のどの項目に何が入るか。取り込みのやり直しはできるか
  2. 無料トライアルの期間と、読み取れる枚数
  3. AIが作った仕訳を、人が見て直す画面があるか
  4. アップロードした書類を、サービス側がどこにどれだけの期間保管するか

tofuの導入先の数は、2つの発表で食い違っています。34

発表した会社国の数会計事務所の数導入した会社の数
DONUTS502502,500社超
Tofu100500超5,000社超

どちらも会社自身の発表なので、参考程度にとどめます。

出典

  1. DONUTS「『ジョブカン証憑管理』、記帳業務を効率化する『AI仕訳作成・出力機能』を提供開始」(2026年4月13日)(参照 2026-10-25)
  2. ジョブカン会計「ジョブカン証憑管理」製品ページ(参照 2026-10-25)
  3. DONUTS「『ジョブカン会計』、AI自動記帳サービス『tofu』と連携を開始」(2026年9月7日)(参照 2026-10-25)
  4. 株式会社Tofu「ジョブカン会計との連携を開始」(2026年9月7日)(参照 2026-10-25)
  5. tofu 製品ページ(参照 2026-10-25)
  6. tofu 料金プラン(参照 2026-10-25)
  7. 税理士.ch「tofu、日本市場に本格参入」(2026年4月22日)(参照 2026-10-25)