Google Vidsで、15秒のAI動画が無料で作れるようになったらしい。そう聞いて「お店の紹介動画、タダで作れるの?」と思った人もいるんじゃないでしょうか。
Googleのブログによると、Googleアカウントがあれば、15秒の動画を月3本まで無料で作れます。2 ただ、日本語のヘルプを開くと、まだ別のことが書いてあるんです。
Google Vidsは、ブラウザで動画を作って編集できるGoogleのアプリです。その中で動く動画生成AIが、11月5日に「Gemini Omni 1.2 Flash」になりました。
11月5日の発表で、動画の長さと料金が変わった
Googleは11月5日、動画生成AIの新しい版「Gemini Omni 1.2 Flash」を発表しました。1本の動画を、一度に15秒まで作れます。前の版のOmni 1.1は10秒まででした。1
長さは3〜15秒のあいだで、秒単位で選べます。下書きは360pか720p。仕上げのときに、1080pや4Kへアップスケール(画質を上げて大きくすること)もできるんです。1
作った動画には、目に見えない電子透かし「SynthID」が入ります。1
料金も下がりました。開発者向けのGemini APIでは、720pの動画が毎秒0.07ドルです。Googleは、前の版より30%安いとしています。1
Vidsでは月3本まで無料
Vidsでも、11月5日からOmni 1.2 Flashが使えるようになりました。会社でGoogle Workspaceを契約している人も、この月3本の枠を追加の料金なしで使えます。2
3本の長さを足すと、毎月45秒ぶんです。新商品のお知らせや、お店の入口を映すくらいの短い動画なら、試せる量ですね。
文字と図で見せる説明の動画なら、Claudeの説明動画を作る機能のように、別のツールを選ぶ手もあります。
Geminiのアプリでも15秒の動画が作れるようになります。ただし、こちらは「Google AI Ultra」の契約者に向けて、順に提供が始まったところです。1
無料の制限は、ブログとヘルプで違う
管理者向けのページ「Google Workspace Updates」にも、同じ日にVidsの更新が載りました。長さは3〜15秒のあいだで選べるとあり、ブログと同じです。3
対象には、Business Starter・Standard・Plusなどの会社向けの契約と、個人のGoogleアカウントが並んでいます。Google AI ProとUltraの契約者も対象です。3 ここまでは、ブログと食い違いはありません。
会社向けの契約には、11月5日から、すべてのユーザーへの提供が始まっています。画面に出るまでには、1〜3日かかるとのこと。管理者がオンとオフを切り替える設定はありません。3
ここからが、ちょっと引っかかるところです。図のとおり、日本語のヘルプだけ書き方が違うんです。
日本語のヘルプは、1本10秒まで
動画クリップの作り方を説明した日本語のヘルプも、11月6日に開いてみました。AI動画クリップの長さは「3~10 秒の間で指定します」とありました。発表の15秒とは違います。5
提供状況を説明したヘルプの上限の表では、個人のGoogleアカウントは「1 か月あたり 60 秒」でした。会社向けのBusiness Starterは200秒で、StandardとPlusは500秒です。4
いまのところ、Vidsの多くのAI機能が英語にのみ対応しているとも書かれています。4 日本語の指示で15秒の動画がどこまで作れるかは、公式には書かれていません。
このサイトの9月の記録とも違う
このサイトは9月28日に、Google Vidsの無料枠を紹介する記事を出しました。そのときの日本語のヘルプでは、個人の無料枠は「AI動画クリップとAIアバターの動画を合わせて月6本」でした。
同じヘルプを11月6日に開くと、個人のアカウントの欄から、2つを合わせて数える書き方は消えていました。AIアバターは月6個、AI動画クリップは月60秒と、別々に数える形です。4 この6週間ほどで、数え方そのものが変わっていたんです。
ブログの枠をすべて使っても45秒なので、ヘルプの月60秒には収まります。ただ、本数と秒数のどちらで数えるのかを、Googleはどのページでも説明していません。
ヘルプには、一部のプランでAIアバターとAI動画クリップを合わせて最大10個までとする上限も残っていて、どのプランのことかは書かれていません。4
仕事で使う前に、画面とAPIで確かめること
まず、仕事で使うアカウントでVidsを開いて、AI動画クリップの長さを選ぶスライダーで15秒まで選べるかを見てください。選べなければ、そのアカウントにはまだ出ていないのかもしれません。
次は、作った動画の使い道です。日本語のヘルプには「生成された画像と動画は Google Vids 内でのみ使用できます」とあります。5
AIで作ったクリップは、Vidsで編集する動画の部品として使う、という意味に読めます。SNSやお店のサイトに載せたいなら、仕上げた動画をどう書き出せるかも、先に画面で確かめておきましょう。
無料の3本を超えて、まとまった本数を作りたいなら、開発者に頼んでAPI(ほかのシステムからAIを使うための窓口)で作る方法もあります。こちらは秒数で料金が決まるので、本数から費用を見積もれます。
ただし、APIのOmni 1.2 Flashには無料で使える枠がありません。6
料金表には、15秒の動画の目安も載っています。720pなら約1.04ドルです。アップスケールすると、毎秒の料金も上がります。1080pなら毎秒0.104ドル。4Kだと0.209ドルまで上がります。6
開発を頼むなら、どの画質で何本作る見込みかを先に伝えると話が早いはずです。
APIでOmni 1.1を使っているなら、12月3日に気をつけてください。この日からは、前の版を指定していても、自動でOmni 1.2 Flashに切り替わります。料金も、新しい版の料金で計算されるんです。6
動画づくりの工程を1つに絞ってAIを試すなら、フジテレビのドラマ制作の例も参考になります。
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短い動画をAIで作れるか、無料AI業務診断で確かめる
どの動画をAIで作れて、どの動画は人が撮ったほうがよいかは、仕事によって違います。無料AI業務診断(オンラインで30分)では、動画や販促物づくりのどこをAIに任せられるかを一緒に見ていきます。
無料の3本を何に使うか、まず1本目を相談のページで一緒に決めてみませんか。
出典
- Google「Introducing Gemini Omni 1.2 Flash」(2026年11月5日)(参照 2026-11-06)
- Google「Omni 1.2 Flash in Google Vids」(2026年11月5日)(参照 2026-11-06)
- Google Workspace Updates「Gemini Omni 1.2 Flash now in Vids with 15-second generations and improved quality」(2026年11月5日)(参照 2026-11-06)
- Google Vids での Gemini 機能の提供状況について(Google ドキュメント エディタ ヘルプ)(参照 2026-11-06)
- Google Vids で AI を使用して動画クリップを生成する(Google ドキュメント エディタ ヘルプ)(参照 2026-11-06)
- Gemini Developer API の料金(Google AI Studio)(参照 2026-11-06)
