要点
対象:お客様に同じ説明を何度もしている
- 文字やグラフを動かす説明動画
- 法人向けのTeamとEnterpriseで使える
- まずTeamの契約があるか確かめる
10月8日(米国時間)、Claudeに短い説明動画を作る新機能「Claude Motion」が加わりました。開発元のAnthropicが、ベータ版(試験提供)として提供を始めました。14
この記事の目次(4節)
Claudeの公式YouTubeチャンネルには、紹介動画(2026年10月8日公開)が出ています。
題名は「Introducing Claude Dashboards and Claude Motion」で、日本時間10月12日の朝には再生回数が100万回を超えていました。
Xでは、その前の9月下旬から、海外の利用者のあいだでClaudeやClaude Code(開発者向けのツール)で作った動画の投稿が相次いでいました。西洋文明の歴史をたどる動画は、Xで1万2000回以上シェアされました。5
ただ、話題の動画はMotionが出る前のもので、作り方もまちまちです。SNSで見た動画と同じものがすぐにできるとは、考えないほうがよさそうです。
動画の作り方と直し方
Claudeがプログラムを書く
Claude Motionは、実写風の映像を描き出すAI(動画生成AI)を使っていません。Claudeが文字・グラフ・図形・画像を動かすプログラムを書き、それが短い動画になります。実写のような映像や、AIが作った人物は作りません。2
プログラムを書くのはClaudeなので、使う人はチャットで、どんな動画にしたいかを言葉で頼みます。2
チャットでも編集画面でも直せる
中身がプログラムなので、言葉や数字、動きの速さのどこか1か所を変えても、ほかの部分はそのまま残ります。全部を作り直さずに済みます。チャットで「2つ目の場面を、もっとゆっくり見せて」と頼むことも、編集画面で自分で直すこともできます。2
書き出しと共有
できた動画は、「Export」からMP4で書き出せます。共有するまでは、作った本人にしか見えません。ほかの人に見せるときは「Share」を押します。声や音楽を入れられるか、何分まで作れるかは、ヘルプには書いてありません。2
さらに手を加えたいときは、AdobeやRunwayなどの動画編集ツールで開けます。Canvaにも対応する予定です。1
SNSの動画は別の作り方
SNSで話題になった動画の作り方は、投稿によってまちまちです。西洋文明の動画とは別のある3分の動画は、投稿者によると、Claude Codeを使ってすべてプログラムで描いたものです。Claudeが12時間かけたとされる動画もあります。5
Motionは、説明のための短い動画を作る機能です。ヘルプには、次のような使い方の例があります。2
- 3か月ごとの業績の報告を、全社会議向けの30秒の動画にする
- 営業の会議向けに、料金プランの比較を動きで見せる
- 新しいお客様に、セットアップの手順を短く見せる
使えるプランと料金
対象のプラン
Claude Motionは、法人向けのTeamとEnterpriseのプランで使えます。TeamとEnterpriseは会社で契約するプランで、個人で契約するProとMax、無料プランでは使えません。3
Teamは2人から契約でき、標準の契約(スタンダードシート)は1人あたり月25ドル(月払い)です。2人なら月50ドルで、1ドル150円で計算すると約7,500円(税別)です。年払いにすると、1人あたり月20ドルに下がります。3
はじめの設定
Teamは最初から使えます。Enterpriseは、オーナー(組織を管理する人)が、組織の設定(Organization settings)の「Artifacts」で有効にします。12
メッセージ欄の「Output」に「Motion」が出てこないときは、オーナーに設定を見てもらいましょう。2
使える量の上限
動画づくりも、ほかの作業と同じく、プランで使える量の上限に数えます。長い動画や込み入った動画ほど、ふつうのやりとりより早く上限に近づきます。月に何本まで作れるかという数は、ヘルプには書いてありません。2
仕事でどう使うか
お客様に毎回する説明に
リフォーム工事の流れや料金表のように、お客様に毎回する説明に向くと考えています。料金が変わっても、その数字だけを直せば、作り直さずに済みそうです。
Teamを使っていないなら
Googleの動画作成ツール「Vids」には、個人のアカウントで使える無料の枠があります。仕事で使う前に確かめたいことは、Google Vidsの記事にまとめました。
同じ日に出たデータ分析機能(Claude Dashboards)は、個人向けのProでも使えます。3中身はダッシュボードの記事で取り上げました。
Proなどの有料プランで、毎日の事務をClaudeに任せる使い方は、ClaudeでAI秘書を作る記事で紹介しています。
社外に出す前に
動画に入れる日本語の文字がきれいに出るかは、発表にもヘルプにも書いてありません。社外に出す前に、自分の目で見ておきましょう。
資料やデータ、画像を添付すれば、その中身から動画を作れます。2お客様の名前が入った資料を使うときは、個人情報の扱いを社内の決まりで確かめてください。
自分の会社がTeamを契約しているかは、Claudeの契約を管理している人に聞けば分かります。
契約しているなら、まずはお客様によく聞かれる料金表の説明を30秒の動画にし、文字が崩れていないかを社内で見てから使ってください。
出典
- Anthropic「Build live dashboards and animate explainers with Claude」(2026年10月8日)(参照 2026-10-12)
- Claude ヘルプセンター「Claude Motionを始める」(参照 2026-10-12)
- Claude「Plans & Pricing」(参照 2026-10-12)
- Impress Watch「Claudeに新機能「ダッシュボード」 プレゼン動画「Motion」も」(2026年10月9日)(参照 2026-10-12)
- OfficeChai「Claude Opus 5.5 Is Generating Incredible Animated Motion Graphic Videos: 10 Best Examples」(2026年9月27日)(参照 2026-10-12)
