要点

対象:Argonで仕事の資料を作れるか知りたい人

  1. 8つのうち仕事の資料は1つだけ
  2. 指示の文と人の手直しは未公開
  3. ProかUltraの加入者が対象

Googleは、新しいAIモデル「Gemini 4 Argon」の使用例を、10月27日(米国時間)に公開しました。仕事の資料づくりに近いのは、NASAの未加工のファイル8万件超からスライドを作った1例だけです。1

この記事の目次(4節)
  1. 8つの例の一覧
  2. 火星のスライドの例
  3. 自分の仕事で使えるか
  4. 試す前に確かめること

8つの例の一覧

例作ったもの使ったツール仕事の資料に近いか
3Dの図書館短い指示から、数式のコード5,000行で描いた3Dの図書館記載なし遠い
音と映像の道具映像の中の動きで音が鳴る道具Geminiアプリ遠い
机の写真のコース机の写真から作った、遊べる3DのコースAntigravity遠い
火星のスライドスライドのテンプレートと未加工のデータから作った、役員向けのスライドAntigravity近い
絵つきのアニメPDFの科学の内容を、挿絵つきのアニメにしたものGeminiアプリ遠い(元は科学の内容)
元素周期表歌に合わせて動く3Dの周期表Antigravity遠い
毛の表現毛の動きを計算する、自作の描画プログラムAntigravity遠い
音の「G」「G」の形で、音に反応して動くものAntigravity遠い

表は、Googleの紹介ページをもとにまとめました。1 「近いか」の列だけは、仕事の書類づくりに使えるかという目で付けた判定です。

Antigravityは、AIエージェントでアプリやプログラムを作る、Googleの開発環境です。2

Geminiアプリ、AIモード、AntigravityでArgonを使えるのは、Google AI ProかGoogle AI Ultraの加入者です。12

火星のスライドの例

仕事に近い例では、スライドのテンプレートと、NASAの未加工のファイル8万件超が渡されました。1 72回の火星飛行にまつわる、天気の記録や、工学・健康・科学のデータなどです。1

Googleは、ArgonがAntigravity上でデータを読み込み、役員向けのスライドに仕上げたと紹介しています。1 原文の言葉は「executive-ready」で、役員向けに仕上がったという意味合いです。

Googleが書いていないこと

紹介ページに載っていないのは、次の4点です。1

  • Googleが入力した指示(プロンプト)
  • 完成までにかかった時間
  • 人が手を入れた箇所
  • スライドの数字を元のデータと突き合わせた方法

ファイル8万件は入力した量で、スライドの正確さを示す数字ではありません。

8つはGoogleが紹介した例です。選び方は公表されていません。何回に1回うまくいくかも、ページから分かりません。

自分の仕事で使えるか

使う場所使える人
Geminiアプリ、AIモード、AntigravityGoogle AI ProかUltraの加入者12
API(AI StudioとGeminiのプラットフォーム)開発者と企業。世界で提供1

会社のGoogle Workspaceのアカウントで使えるかは、この発表には書かれていません。プランごとの対応はGemini 4 Argon一般提供の記事にまとめました。

契約を切り替えるときの料金はAI Expanded Accessの料金の記事で確かめられます。

Antigravityのアプリ自体は、開発者なら無料で入れられます。ただし、その中でArgonを使えるのは、ProかUltraの加入者です。2

試す前に確かめること

会社の資料を入れる前に、そのアカウントを仕事で使ってよいか、社内の規定を確認してください。Geminiにできないことは別の記事にまとめています。無料版で使えるモデルはGemini無料版はFlash-Liteだけにで紹介しています。

試すなら、数字の少ない資料を1つ選んでください。出てきたスライドの数字を、元の資料と1つずつ見比べてください。資料が大きいほど、見比べる手間は増えます。

出典

  1. Google「8 examples of Gemini 4 Argon in action」(2026年10月27日)(参照 2026-10-28)
  2. Google Antigravity(公式の案内ページ)(参照 2026-10-28)