要点

対象:WorkspaceでGeminiを使う会社

  1. 報告では1ユーザー月額3,700円
  2. 割り当てた人はArgonを1日200回
  3. 11月1日からWorkspace Studioに上限

AI Expanded Access(AI 拡張アクセス)は、Google Workspaceに追加する有料のアドオンで、1ユーザーずつ購入します。ライセンスを割り当てたユーザーは、Gemini 4 Argonを使えるようになります。25

この記事の目次(6節)
  1. 料金と請求の仕組み
  2. エディションごとの上限と、割り当てた後の上限
  3. Workspace Studioは11月1日から上限がかかる
  4. 誰に割り当てるか
  5. 購入して割り当てる手順
  6. バッジや購入の項目が出ないとき

画像の生成などの上限も上がります。2

Googleのヘルプには、金額が載っていません。正確な金額は、管理コンソールの購入画面で確かめます。2

ニュースサイトのHelenTechとブログのofficeの杜は、どちらも1ユーザーあたり月額3,700円と伝えています。78

HelenTechは、契約によってはこれより安い場合もあると書いています。officeの杜の金額は、ブログを書いた人が自社の契約で見た金額です。税込みか税抜きかは、どちらの記事も書いていません。78

購入できるのは、Business StandardとBusiness Plus、Enterprise StandardとEnterprise Plusの4つのエディションです。対象の4つに、Business Starterは入っていません。2

料金と請求の仕組み

金額が出る画面

金額は、地域の通貨と契約の期間で変わり、割引が付く場合もあります。Googleの管理者ヘルプのページにある「AI Expanded Access を利用する」ボタンから、購入画面に進めます。2

2月6日の時点では、購入画面は管理コンソールの「お支払い」→「購入またはアップグレード」→「Advanced AI access」という項目の中にありました。7

10月20日には、「サブスクリプション カタログ」のページから導入できたという報告もあります。8

支払いと請求

項目内容
支払いプランオンラインで直接購入すると、フレキシブル プラン(ライセンスを持つユーザーの数で毎月払う)
請求の時期使い始めた翌月から、毎月初め
Googleに支払ったことがないアカウント購入の前に30ドルの前払いが要ることがある

月の途中で追加したライセンスは、ほとんどの場合、日割りで請求されます。月の途中でライセンスやユーザーを削除すると、1か月分を請求されることがあります。23

エディションごとの上限と、割り当てた後の上限

機能Business StarterBusiness・EnterpriseのStandardとPlusAI Expanded Accessを割り当てたユーザー
Gemini 4 Argon(Geminiアプリ)使えない使えない1日200回
思考モード(Geminiアプリ)上限は頻繁に変わる可能性がある1日300回1日600回
Nano Banana Proの画像生成(GoogleスライドとVids)月5枚月30枚月300枚
Googleスライドでスライドを自動で作る使えない月100枚月500枚
スプレッドシートの作成・編集使えない月100回月500回
スプレッドシートのAI関数使えない月5,000セル月25,000セル
ドキュメントの文章のスタイルや形式をそろえる使えない月30回月150回
ドライブのファイルの整理使えない月30回月150回
ドライブのPDFの音声解説使えない1日20回1日40回
Vidsの動画生成月200秒月500秒月2,000秒

上限は1人ずつにかかり、繰り越せず、ほかの人とも分け合えません。1日の上限は、毎日午後5時(日本時間)にリセットされます。月の上限は、毎月1日の午後5時にリセットされます。4

画像生成の上限に達しても、GoogleスライドとVidsでは前のモデルで画像を作れます。ただ、インフォグラフィックのようにNano Banana Proにしかない機能は、使えないことがあります。4

Geminiアプリの「ノートブック」も、割り当てたユーザーは使える量がもう1段増えます。4 ノートブックの設定は、会社のGeminiの「ノートブック」で管理者が確かめる設定で取り上げました。

Workspace Studioは11月1日から上限がかかる

Workspace Studioは、Gmailなどでの決まった作業を手順(フロー)として組んでおき、自動で動かすGoogleのツールです。いまは期間限定の特典で、多めに使えます。11月1日からは、決まった上限がかかります。4

Googleは、1日に動かせる回数を公表していません。1日の上限に数えるのは、フローを全部合わせた実行の回数です。6

作れるフローは25個までです。1つのフローに置けるステップは20個までです。6

1日の上限に達すると、オンにしているフローが止まります。Workspace Studioの上限は24時間ごとにリセットされ、フローは予定どおりにまた動きます。止まったフローは「アクティビティ」タブで分かります。6

AI Expanded Accessを割り当てると、Workspace Studioでフローを動かせる回数が増えます。1

フローを自分で組まずに、返信漏れの通知やタスクのリマインドを任せる方法もあります。当サイトのAI秘書でも引き受けています(AI秘書の日程・調べもの)。

誰に割り当てるか

使い方割り当てるか
Gemini 4 Argonを仕事で使いたい割り当てる(割り当てないと使えない)
GoogleスライドやVidsで、画像を月30枚より多く作る割り当てを検討する
11月1日のあと、Workspace Studioのフローが上限で止まる割り当てを検討する
メールの下書きと会議のメモが中心割り当てなくてよい

金額は1ユーザーずつかかり、上がる上限は機能ごとに違います。そのため、全員に購入するより、上限に達したユーザーから割り当てるほうが費用に見合うと考えています。

Gmailでメールの下書きを作る機能と、Meetで会議のメモを取る機能は、AI Expanded Accessを買わなくても上限が多めです。1

上限に達したユーザーは、管理コンソールの「生成 AI」→「Gemini レポート」→「ユーザーレベルの使用状況」で分かります。過去28日間に上限に達した日数が、ユーザーごとに出ます。9

同じ画面から、上限に達したユーザーをアップグレードすることもできます。9

Argonが使えるかどうかを確かめる方法は、Gemini 4 Argonの一般提供の記事にまとめました。個人のアカウントと会社のアカウントの違いは、Geminiにできないことで比べています。

購入して割り当てる手順

  1. 管理コンソールの購入画面で、AI Expanded Accessを購入します。2
  2. 管理コンソールで「ディレクトリ」→「ユーザー」を開きます。
  3. 割り当てるユーザーの横のチェックボックスをオンにします。
  4. 上の「ライセンスを割り当て」を押し、「AI Expanded Access」を選びます。
  5. 「割り当て」を押します。5
  6. ユーザーがGeminiアプリを開き、「Expanded」のバッジが出ているかを確かめます。1

ライセンスが割り当てられるまでに、長いと24時間ほどかかります。5

部署ごとにまとめて割り当てるなら、手順2のあと、画面の左側で組織部門(管理コンソールでの部署の単位)を選びます。一覧の見出しの「名前」の横にあるチェックボックスをオンにして、手順4に進みます。5

選んだ組織部門の中に、さらに下の組織部門があれば、そこの人には付与されません。5

バッジや購入の項目が出ないとき

  • 割り当てた直後:反映まで時間がかかるので、時間をおいてGeminiアプリを開き直します。5
  • そのユーザーに割り当てられたか分からない:「ユーザー」で「フィルタを追加」→「割り当てられたライセンス」→「AI Expanded Access」を選ぶと、割り当てたユーザーだけが並びます。5
  • 購入画面にAI Expanded Accessが出ない:使っているエディションが、購入できる4つに入るかを確かめます。2

Argonを毎日使う人や画像を毎日作る人がいるなら、その1人分のライセンスから始めると、費用を見ながら広げられます。

出典

  1. Google Workspace Updates「Get higher access to advanced AI in Google Workspace」(2026年2月5日)(参照 2026-10-23)
  2. Google Workspace 管理者ヘルプ「AI Expanded Access」(最終更新日 2026年10月22日)(参照 2026-10-23)
  3. Google Workspace 管理者ヘルプ「Google Workspace with Gemini のお支払いの仕組み」(参照 2026-10-23)
  4. Google Workspace 管理者ヘルプ「AI の使用量上限について」(最終更新日 2026年10月22日)(参照 2026-10-23)
  5. Google Workspace 管理者ヘルプ「Gemini アドオンを使用できるユーザーを選択する」(最終更新日 2026年10月15日)(参照 2026-10-23)
  6. Workspace Studio ヘルプ「Google Workspace Studio の上限について」(参照 2026-10-23)
  7. HelenTech「Google Workspace に AI 利用枠を拡張する新アドオン「AI Expanded Access」が登場」(2026年2月6日)(参照 2026-10-23)
  8. officeの杜「大きく変わったというGemini 4 Argonの実力を検証する」(2026年10月20日)(参照 2026-10-23)
  9. Google Workspace 管理者ヘルプ「組織での Gemini の使用状況を確認する」(参照 2026-10-23)