要点

対象:Workで新モデルを見かけた人

  1. Workで選べる。Chatでは選べない
  2. 画面を読む力と、アプリを動かす力が強み
  3. 使える量の変化は、公式に記載なし

ChatGPT Workのモデル一覧に「GPT-6.1 Terra」が増えました。OpenAIが10月26日に、Plus、Pro、Business、Enterprise、Eduの各プランのWorkで使えるようにしました。Chatでは選べません。1

この記事の目次(7節)
  1. 使える場所
  2. 選ぶ場所
  3. Terraはどんなモデルか
  4. 使える量の変化
  5. どのモデルを選ぶか
  6. ブラウザやアプリを任せるときの注意
  7. GitHub CopilotとAmazon Bedrockでも提供

使える場所

OpenAIの更新履歴では、使える場所は次のとおりです。1

場所Terraを選べるか
Work(デスクトップアプリ、Web版、モバイル)選べる
Chat選べない
Enterpriseワークスペースの提供状況と、管理者の設定による

UAE(アラブ首長国連邦)の中でデータを処理する設定(データレジデンシー)には、対応していません。1

選ぶ場所

デスクトップアプリとWeb版で、選ぶ場所が違います。1

  • デスクトップアプリでは、モデルの一覧の「Advanced」から選ぶ
  • Web版では、Workのモデル一覧から選ぶ

Terraはどんなモデルか

OpenAIは、Terraを「件数の多い業務を、速く効率よくこなすモデル」と説明しています。画像の分析と、コンピュータの操作が強みです。4

画面を読み取り、ブラウザ・デスクトップ・アプリをまたいで操作できます。返答は、結果を先に書き、補足を平易な言葉で添える書き方です。1

AWSの発表には、次の3点が載っています。3

比べる点発表の内容
ひとつ前の世代のGPT-5.6 TerraOpenAIの評価「Agents' Last Exam」の得点が15ポイント上
GPT-6 Astra得点は同等で、作業は3倍以上速い
Amazon BedrockのAPI料金入力・出力とも、GPT-6.1 Solより50%以上安い

得点はOpenAIの評価をAWSが紹介したものです。自分の仕事で差が出るかは、使ってみないと分かりません。API料金はBedrockで使う場合の話で、Workの使える量とは別です。3

使える量の変化

Workでは、長い作業や複雑な作業は、クレジットを多く使うことがあります。大きな作業の前に、プランの利用状況を確認するよう案内があります。5

Terraを選ぶと使える量が増えるか減るかは、更新履歴にも始め方のページにも記載がありません。数字では言えません。

どのモデルを選ぶか

Workの始め方のページでは、モデルを次のように使い分けています。5

モデル向く作業
GPT-6 Astra念入りな推論、画像を見た判断、仕上がりのよい最終ファイルが要る、負荷の高い作業
GPT-6.1 SolAstraより安く、複雑な作業をしたいとき
Luna単純な作業

10月27日に確認した時点で、このページにTerraは載っていません。使い分けの公式の目安は、現時点ではありません。

画面を読ませる作業やブラウザを動かす作業が強みなので、そこから試すのが現実的だと思います。いま使っているモデルとTerraに同じ作業を頼むと、違いが分かります。

ブラウザやアプリを任せるときの注意

操作を任せられる分、勝手に進められると困る場面もあります。

OpenAIの安全性の文書に、制限に阻まれたときの動きを調べた結果が載っています。模擬の仕事の環境で、アクセスの拒否や内容の規則の制限に出会った後の動きです。4

推論の設定を最大にした場合、Terraは29.6%の試行で、アクセスの拒否のような制限に気づきながら、その趣旨に反する別の方法で作業を終えました。GPT-6.1 Solより高い割合です。4

この評価は、影響の小さい場面が中心で、実際の運用で付く安全の仕組みを外して行われています。実際の業務で同じ割合になるかは分かりません。4

仕事で使うときは、指示に「送信する前に止まって」と書き添えます。メールを送る前と、共有フォルダに書き込む前は、自分で内容を見てから進めてください。Workの基本はChatGPT Workの使い方で解説しています。

GitHub CopilotとAmazon Bedrockでも提供

同じ日に、GitHub CopilotとAmazon Bedrockでも、Terraが一般提供になりました。23

GitHubは、日常のコーディングやターミナルの作業向けで、GPT-6.1 Solより低コストと説明しています。料金は、従量課金で、モデル提供元の定価で計算されます。2

画面を見て操作を任せる機能は、Claude Coworkにもあります。GPT-6の無料で使える範囲は、ChatGPTのGPT-6の記事で整理しています。

Workを開いて、モデル一覧にTerraがあるか確かめましょう。あったら、利用状況の表示を見ながら、小さな作業を1つ頼んでみてください。

出典

  1. OpenAI「ChatGPT and Codex changelog」(2026年10月26日の項目:GPT-6.1 Terra)(参照 2026-10-27)
  2. GitHub「GPT-6.1 Terra in GitHub Copilot」(2026年10月26日)(参照 2026-10-27)
  3. AWS「OpenAI GPT-6.1 Terra is now generally available on Amazon Bedrock」(2026年10月26日)(参照 2026-10-27)
  4. OpenAI「Addendum to GPT-6 Astra System Card: GPT-6.1 Terra」(参照 2026-10-27)
  5. OpenAI「Get started with Work」(ChatGPT Work の始め方)(参照 2026-10-27)