要点

対象:PaperOnの申し込みを考えている会社

  1. ライトプランは1回あたり37.5円
  2. AIおまかせモデルはスタンダードプランから
  3. 和暦の日付はkintoneに入らない

LINE WORKS PaperOnの料金は、いちばん安いライトプランで月30,000円(年額契約・税抜)です。読み取りは会社全体で月800回までで、ユーザー数では料金が変わりません。1

この記事の目次(5節)
  1. プランごとの料金と読み取り回数
  2. 書類に合わせて選ぶOCRモデル
  3. kintoneに取り込むまでの流れ
  4. 連携の設定
  5. 取り込めないときに確かめること

PaperOnは、紙の請求書・注文書・領収書などをAIで読み取り、データにするサービスです。2026年10月22日には、読み取った結果をkintoneに取り込む連携プラグインの提供が無料で始まりました。4

プランごとの料金と読み取り回数

プランは3つで、どれも初期費用はかかりません。読み取り回数は、ファイルかページの単位で数えます。12 何ページもあるPDFが1回になるかは公式には書かれていないので、トライアルで確かめます。

項目ライトスタンダードアドバンスト
年額契約(月あたり・税抜)30,000円50,000円100,000円
月額契約(税抜)36,000円60,000円120,000円
月の読み取り回数800回2,000回5,000回
追加パック1つで増える回数400回1,000回1,500回
AIおまかせモデル使えない使える使える

12

追加パックの料金は、どのプランでも同じです。年額契約で毎月足すなら、1つにつき月20,000円です(税抜)。1

月額契約で毎月足すときと、その月だけ足すときは、1つにつき24,000円です。1

ライトプランの料金を月の読み取り回数で割ると、37.5円です。読み取りが少ない月は、1回あたりの料金はこれより高くなります。

受け取った請求書・領収書の読み取りと会計ソフトへの取り込みは、当サイトのAI秘書でも引き受けています(AI秘書の請求・経理)。

経費精算向けのジョブカン AI-OCRの料金は、ジョブカン AI-OCRの記事でまとめています。

無料トライアルと保存期間

契約の前に、30日間無料で試せます。トライアル中の読み取りは200回までです。1 自社の請求書や作業日報を読み取らせて、手直しがどれだけ要るかを見ておくとよいでしょう。

読み取った結果とファイルを、PaperOnの中に置いておけるのは最大2年間です。それより長くPaperOnの中で保管するには、オプションの「PaperOn Drive」(月20,000円・年額契約・税抜)の契約が要ります。1

書類に合わせて選ぶOCRモデル

OCRモデルは読み取り方の種類で、書類に合わせて6つから選びます。12

OCRモデル読み取る書類取り出す項目の例
請求書特化型請求書発行元・金額・支払期日
注文書特化型注文書注文番号・品番・数量
レシート・領収書特化型レシート・領収書店名・合計金額・日付
テンプレート申込書・報告書・アンケート・送り状先に決めた欄だけ
全文/表認識(General OCR)検査表・作業日報全文。表の形でも出せる
AIおまかせモデル取引先ごとに書式の違う注文書・書式の決まっていない作業日報前もって設定しなくても、必要な項目を取り出す

12

AIおまかせモデルは、文字を読み取るAIと文章を作るAI(生成AI)を組み合わせたもので、スタンダードプラン以上で使えます。12

kintoneに取り込むまでの流れ

取り込むまでは、4つの段階です。234

順番誰がすること
1PaperOnの管理者書類の種類ごとに「プロジェクト」(書類を分けるフォルダのようなもの)を作成し、読み取る項目とOCRモデル、アップロードする人を決める
2現場や事務の担当者PaperOnの画面から上げるか、複合機のメール送信機能で送るか、スマートフォンで撮ってLINE WORKSで送る
3確認・承認する担当者読み取り結果を原本の画像と見比べて直し、承認する(承認した後は直せない)
4kintoneの利用者kintoneでボタンを押し、承認済みの結果をレコードとして追加する

234

ボタンを押すと、PaperOnで承認済みのファイルが、1件ずつではなく全てまとめて取り込まれます。レコードには、読み取った文字と原本の画像の両方が入ります。48

必要な契約

使い方必要な契約
PaperOnだけを使うPaperOnの契約(LINE WORKSの契約が無くても使える)
kintoneに取り込むPaperOnの契約と、kintoneのスタンダードコース以上(連携プラグインは無料。kintoneのライトコースでは使えない)
スマートフォンで撮って送る上に加えて、LINE WORKSの契約

1410

kintoneのスタンダードコースは、1ユーザーあたり月1,800円(税抜)です。10ユーザーから契約できます。10

10ユーザーならkintoneは月18,000円です。年額契約のPaperOnのライトプランと合わせると、月48,000円(税抜)になります。

プラグインは無料でも、kintoneをライトコースで使っている会社には、スタンダードコースに替える分の費用が増えると考えています。PaperOnの料金と合わせて見積もるのがよさそうです。

トライアル中にkintoneとの連携を使えるかは、公式には書かれていません。LINE WORKS株式会社の問い合わせ窓口で確かめられます。5

kintoneのコースごとのAI機能は、kintone AIのクレジットの記事でまとめています。

連携の設定

PaperOn連携プラグインは、kintoneの導入支援や開発を手がけるジョイゾーが作りました。4 設定の前に、これをkintoneに入れ、取り込み先のアプリに追加しておきます。入れ方は、ジョイゾーのガイドにあります。5

順番開く画面すること
1LINE WORKS Developer Consoleアプリを追加する。アプリの種類は「認証アプリ」を選ぶ
2そのアプリの「OAuth Scope」openid・paperonread・user.profile.read・user.read の4つを設定する
3そのアプリの「Redirect URL」https://plugin.joyzo.io/apiFunctionTCPL007/v2/AfterOauth を設定する
4そのアプリの認証の設定「Access Token」の有効期限を「24hour」にする。「Refresh Token Rotation」を有効にする
5取り込み先アプリ(kintone)のプラグイン設定画面「認証アプリ・実行ログアプリを作成」を押す。kintoneに、連携に必須の「認証アプリ」と、取得の結果を記録する「実行ログアプリ」ができる
6手順5でできた2つのアプリのAPIトークンの設定APIトークンを生成する。「レコード閲覧」と「レコード追加」にチェックを入れて保存する。最後に「アプリを更新」を押す
7手順5のプラグイン設定画面手順6の2つのAPIトークンと、手順1のアプリの「Client ID」「Client Secret」を貼り付ける。「PaperOnにログイン」を押す
8同じ画面の「対象プロジェクト」取り込むプロジェクトを選ぶ

6711

手順5でできた2つのアプリの、フィールドコードとアクセス権は変えないでください。変えると、連携が正しく動かなくなることがあります。6

取り込めないときに確かめること

症状確かめること
「PaperOnにログイン」でエラーになるAPIトークンを生成した後に「アプリを更新」を押したか6。Client ID・Client Secret・OAuth Scope・Redirect URLが合っているか7
取り込むプロジェクトが選べないPaperOnにプロジェクトがあるか。ログインした人が、そのプロジェクトの「アップロードメンバー」か「マスター」か11
日付が入らない日付が和暦(「令和8年8月14日」「R8.9.1」)か、「2026.8.14」のようなドット区切りか9
時刻が入らない「午前9:05」「PM9:05」のような書き方か9
連携が使えない取り込み先アプリが、ゲストスペースの中にあるか(ゲストスペースの中のアプリでは使えない)9

この連携は、kintoneのモバイル版(スマートフォンアプリとモバイルビュー)では動きません。9

明細の取り込みには制限があります。制限事項には、テーブルに入れられる明細の項目は「1つだけ」で、複数の項目の連携には対応していないと書かれています。9

日付を和暦で書く取引先が多い会社や、明細の多い請求書を取り込みたい会社は、申し込む前に、自社の請求書でどう入るかを問い合わせておくと安心です。

LINE WORKSのほかのAI機能と、それぞれに必要な契約は、LINE WORKSでAI秘書の仕事をさせる記事で比べています。

申し込む前に、毎月届く書類が何ページあるかを数えてください。ページで数えておくと、読み取り回数を多めに見積もれます。800ページを超えるなら、スタンダードプランも比べます。

出典

  1. LINE WORKS「LINE WORKS PaperOn」製品ページ(料金・よくある質問)(参照 2026-10-22)
  2. LINE WORKS「LINE WORKS PaperOnとは?機能・料金・DX事例からLINE WORKS OCRとの違いまで徹底解説」(2026年10月2日)(参照 2026-10-22)
  3. LINE WORKS「PaperOn はじめてガイド」(2025年10月30日)(参照 2026-10-22)
  4. LINE WORKS株式会社(PR TIMES)「AI 文書処理サービス『LINE WORKS PaperOn』と『kintone』の連携プラグインを提供開始」(2026年10月22日)(参照 2026-10-22)
  5. LINE WORKS「PaperOn連携プラグイン(株式会社ジョイゾー)」(参照 2026-10-22)
  6. ジョイゾー「【PaperOn連携】認証アプリと実行ログアプリの役割・作成方法を教えてください。」(参照 2026-10-22)
  7. ジョイゾー「【PaperOn連携】認証情報の設定について教えてください。」(参照 2026-10-22)
  8. ジョイゾー「【PaperOn連携】 複数ファイルの取得はできますか?」(参照 2026-10-22)
  9. ジョイゾー「【PaperOn連携】制限事項一覧」(参照 2026-10-22)
  10. サイボウズ「kintone 料金」(参照 2026-10-22)
  11. ジョイゾー「【PaperOn連携】対象プロジェクトが表示されません。」(参照 2026-10-22)