要点

対象:領収書を読み取りで入力したい個人事業主

  1. パーソナルプランは月31件目から1件20円
  2. パーソナル系の20円は12月1日になくなる
  3. 基本料金の値上げは更新日から

マネーフォワード クラウドの「AI-OCRから入力」は、領収書や請求書のファイルをAIが読み取り、仕訳の案を作る機能です。

この記事の目次(6節)
  1. プランごとの無料の件数と、超えたときの料金
  2. 件数の数え方
  3. 20円がなくなる日と、基本料金が上がる日
  4. 月に何件添付すると、20円がなくなる得が値上げの損を上回るか
  5. 読み取りから仕訳候補までの手順
  6. 契約する前に確かめること

パーソナルプラン・パーソナルプラスプラン・ビジネスプランでは、月の無料の件数を超えた分に、1件20円(税抜)かかります。無料の件数はプランごとに違います。

個人事業主向けのパーソナルプランとパーソナルプラスプランは、12月1日から20円がなくなる予定です。12

プランごとの無料の件数と、超えたときの料金

数えるのは、仕訳に添付したファイルの数です。無料の件数を超えた分の料金を、マネーフォワードでは「オプション料金」と呼んでいます。

個人事業主向け(クラウド確定申告)は次のとおりです。23

プラン1か月に添付できる件数2026年11月30日まで2026年12月1日から
パーソナルミニ(アプリプランと確定申告定額プランも同じ)15件まで20円の記載なし変わらない
パーソナルプラン30件まで31件目から1件20円何件でも追加料金なし
パーソナルプラスプラン100件まで101件目から1件20円何件でも追加料金なし

会社向け(クラウド会計)は次のとおりです。14

プラン1か月に添付できる件数2027年5月31日まで2027年6月1日から
ひとり法人プラン30件まで20円の記載なし変わらない
スモールビジネスプラン(会計定額プランも同じ)60件まで20円の記載なし変わらない
ビジネスプラン100件まで101件目から1件20円何件でも追加料金なし

パーソナルミニ・ひとり法人プラン・スモールビジネスプランは、公式に書かれているのが上限の件数だけで、20円の記載がありません。上限を超えて添付できるかは、マネーフォワードに確かめてください。24

無料で使っている状態(無償利用)や記帳代行プランでは、AI-OCRから入力を使えません。24

アプリでは「AI-OCRで仕訳」という名前になっています。パーソナルプランとパーソナルプラスプランの件数と料金は、上の表と同じです。3

マネーフォワードの営業担当を通して契約した場合は、内容や料金が違うことがあります。契約した担当者に聞いてください。2

件数の数え方

  • 1つのファイルから仕訳を複数登録しても、添付したファイルは1件です
  • 仕訳を登録したあとに証憑(領収書や請求書など、取引の証拠になる書類)を外しても、件数は減りません
  • 件数は1か月ごとに数えます24

今月の件数は、パソコンのブラウザでは、「ご利用プランの管理」を開き、「従量情報」の「AI-OCRから入力」で見られます。2

アプリでは、「設定」画面の上のほうに、その月のファイル数と料金の合計が出ます。3

20円がなくなる日と、基本料金が上がる日

この20円は、2023年7月の機能の発表で、2024年6月1日から課金する予定とされていたものです。8

20円は、次の表の日になくなる予定です。マネーフォワードが2026年9月24日に、料金体系の一部を改定すると発表しました。1

プランなくなる日改定前改定後
パーソナルプラン2026年12月1日31件目から1件20円何件でも追加料金なし
パーソナルプラスプラン2026年12月1日101件目から1件20円何件でも追加料金なし
ビジネスプラン2027年6月1日101件目から1件20円何件でも追加料金なし

ほかのプランは変わりません。20円は、表の日からかかりません。その日より前に使った分には、これまでどおり20円がかかります。1

同じ発表で、個人事業主向けの基本料金も上がります。新しい料金になるのは、12月1日以降に更新日を迎える契約からです。20円がなくなる日は更新日と関係なく決まりますが、基本料金が上がる日は人ごとに更新日で違います。1

プラン払い方改定前改定後(更新日から)
パーソナルミニ アプリプラン月払い1,500円(税込)1,880円(税込)
パーソナルミニ月払い1,280円1,680円
パーソナルミニ年払い10,800円変わらない
パーソナルプラン月払い1,680円2,880円
パーソナルプラン年払い15,360円22,560円
パーソナルプラスプラン年払い35,760円38,160円

アプリプランは税込、ほかは税抜の価格です。

会社向けの基本料金も、2027年6月1日以降の更新から上がります。ひとり法人プランの年払いは、29,760円から35,760円です(税抜)。1

発表に出ている例では、2026年11月15日に月払いでパーソナルプランを契約すると、12月15日の更新から新しい料金です。年払いなら、2027年11月15日の更新からです。1

たとえば、更新日が2027年3月の年払いの人は、3月まで今の基本料金のままです。20円だけが、12月1日からなくなります。

月に何件添付すると、20円がなくなる得が値上げの損を上回るか

値上げされる額と、20円がなくなって浮く額が同じになる件数を、発表の料金から計算しました(税抜)。

毎月、下の表の件数より多く添付する人は、20円がなくなる得が値上げの損より大きくなります。件数は、無料の件数に、値上げ分を20円で割った数を足して出しました。

プラン払い方値上げ分(1か月)得になり始める月の件数
パーソナルプラン年払い600円(22,560円−15,360円を12か月で割る)60件(30件+600円÷20円)
パーソナルプラン月払い1,200円(2,880円−1,680円)90件(30件+1,200円÷20円)
パーソナルプラスプラン年払い200円(38,160円−35,760円を12か月で割る)110件(100件+200円÷20円)

パーソナルプランの年払いで、毎月80件の人と40件の人を比べます(税抜)。

毎月の添付件数改定前の20円分値上げ分月の負担の変化
80件1,000円(超えた50件分)600円400円安くなる
40件200円(超えた10件分)600円400円高くなる

あまり添付しない人は、20円がなくなる得より値上げの損のほうが大きくなります。

読み取りから仕訳候補までの手順

手順は、クラウド会計もクラウド確定申告もほぼ同じです。紙の領収書は、先にスキャナかスマートフォンで取り込んでおいてください。567

  1. 最初に設定をします。「各種設定」>「事業者」を開き、「電子帳簿保存法」の「スキャナ保存」で「スキャナ保存機能を利用する」にチェックを入れて、「設定を保存」を押します
  2. 「AI-OCRから入力」>「仕訳候補」画面で、書類の種別を選んで証憑をアップロードします
  3. 「仕訳候補詳細」画面の「証憑情報」に、読み取った結果が出ます。プレビューと見比べて、違っていれば直します
  4. 「下部の仕訳候補へ反映」を押し、確認画面で「OK」を押します
  5. 「仕訳候補」の欄に、自動で仕訳が入ります。内容を確かめて「登録して次へ」を押します

「証憑情報」で見て直せる項目は、発行日、取引先名、適格請求書発行事業者の登録番号、今回請求額、消費税の区分、源泉徴収税などです。登録番号は、登録されているかも画面に出ます。繰越金額は、請求書のときだけ設定します。5

紙の領収書を電子帳簿保存法に合わせて取り込む方法は、税務署などの専門機関に相談してください。7

適格請求書発行事業者ではない取引先の領収書は、登録番号の欄を空にします。5 領収書や請求書を集めて会計ソフトに取り込む作業は、当サイトのAI秘書(請求・経理)でもお手伝いしています。

契約する前に確かめること

先月の領収書と請求書が何件だったかを数えて、無料の件数と比べてください。パーソナルプランなら、30件を超えるかどうかが、12月1日までの分かれ目です。

12月1日からは、パーソナルプランでは何件添付しても20円がかかりません。損得は、更新日からの値上げ額と、上の表の件数を見て決めてください。

ほかの会計ソフトと、マネーフォワードのAI確定申告は、次の記事にまとめています。

詳しい料金は、マネーフォワードの料金ページで最新の表示を確かめてください。

出典

  1. マネーフォワード クラウドの料金・プラン管理 お知らせ「料金体系の一部改定について(改定日:2026年12月1日および2027年6月1日)」(2026年9月24日)(参照 2026-10-25)
  2. マネーフォワード クラウド確定申告(FAQ)「オプション料金について教えてください」(更新日 2026年4月14日)(参照 2026-10-25)
  3. マネーフォワード クラウド確定申告アプリ(FAQ)「オプション料金について教えてください」(更新日 2026年7月10日)(参照 2026-10-25)
  4. マネーフォワード クラウド会計(FAQ)「従量課金・オプション料金について教えてください」(更新日 2026年4月14日)(参照 2026-10-25)
  5. マネーフォワード クラウド会計「『仕訳候補詳細』画面の使い方(AI-OCRから入力)」(更新日 2025年6月3日)(参照 2026-10-25)
  6. マネーフォワード クラウド確定申告「AI-OCRから入力」の概要(更新日 2025年6月3日)(参照 2026-10-25)
  7. マネーフォワード クラウド確定申告「事前準備(AI-OCRから入力)」(更新日 2025年6月3日)(参照 2026-10-25)
  8. クラウド Watch「マネーフォワード、AI-OCRによる自動仕訳機能を『マネーフォワード クラウド会計』などに追加」(2023年7月18日)(参照 2026-10-25)