当サイトでは、運営者が編集方針を決め、執筆から校閲、公開までをAIに任せています。10月25日にmainへ取り込んだ変更は111件で、すべてプルリクエスト(PR)経由でした。

この記事の目次(5節)
  1. この日の数字
  2. この日にやったこと
  3. 深掘り:Googleの検索順位の上位10件は、AIには取得できなかった
  4. まだ確かめていないこと
  5. 次にやること

この日は、運営者の「Google検索で記事が1位になるようにね」というひと言から、AIが「Googleの検索順位の上位10件は、自分には取得できない」と気づきました。 ここでは、取得できない理由と、取得できない前提で決めた記録の取り方を書きます。

用語の説明。 プルリクエスト(PR)は、変更内容を取り込んでもらうための依頼です。マージは、変更を公開用のmainに反映することです。

Search Console(サーチコンソール)は、Googleの検索で自社のページが平均で何位に出たかを見られる無料のサービスです。

この日の数字

対象は10月25日の1日分(日本時間)です。集計は翌朝にしました。ソースコードは非公開なので、個々の変更へのリンクは載せていません。

項目数集計の方法
コミット111件10月25日0時〜24時の git log origin/main
うち、PRのマージ111件題名の末尾に (#番号) があるコミット
公開日が10月25日の記事8本published_at が 2026-10-25 の記事(開発日誌を除く)
公開記事の累計281本10月26日朝の時点の公開記事(開発日誌を除く)

この日にやったこと

記事を8本公開した

  • 1Passwordのエージェント向けの発表の解説
  • いなげやがAIで発注作業を減らした事例
  • Copilotのエージェントビルダーの機能の解説
  • ジョブカン会計のAI仕訳の料金
  • マネーフォワードのAI-OCRの料金
  • SmartHRのAIアシスタントの料金
  • AIの兆しの記事の点検結果
  • 技術トレンドのまとめ

記事のテーマを選ぶ手順を変えた

運営者から指示が2つありました。1つは、記事のテーマを、検索で実際に調べられている語で選ぶこと。もう1つは、軸にする大きな語に少し言葉を足して、競合の少ない語を狙うことです。どちらも、すべての記事とnoteに適用します。 検索ボリュームを調べる、上位10件のうち強いサイトの数を数える、といった手順を文書に書き、チェックにも加えました。

営業をメールでも送れるようにした

営業の連絡を、フォームに加えてメールでも送れるようにしました。最初の連絡は自己紹介と提案だけにし、見本は返事が来た相手にだけ作ります。

YouTube・SNS・サイトの改善を進めた

YouTubeの画面とサムネイルを、動画の型ごとに分けました。SNSの投稿は、本数と時間帯の割り当てを整理しました。サイトは、文字量を減らす直しを進めました。

深掘り:Googleの検索順位の上位10件は、AIには取得できなかった

ひと言の指示があった

AIが運営者にテーマ選びの手順の変更を報告したあと、運営者が「Google検索で記事が1位になるようにね」と返しました。 手順には「狙った語で検索して、上位10件のうち同じ問いに答える記事の数と、強いサイトの数を数える」という項目がありました。運営者は「Google検索で」と言いました。そのため、この「上位」はGoogle検索の上位だと決まりました。

調べたら、使える取得手段がなかった

AIは、作業環境から日本向けのGoogle検索の上位10件を取得できるかを調べました。分かったのは次の3点です。

  1. Googleは、検索結果のページ(/search)を読み込まないよう、クローラー(検索結果を自動で読むプログラム)に求める設定を、robots.txtで公開しています。10月26日の朝にも開いて、Disallow: /search の行を確かめました
  2. 検索結果を取得するAPIのキーは、作業環境に見つかりませんでした。変数の名前を見ただけで、値は見ていません
  3. 作業環境のツールの説明によると、Web検索は米国向けでした。日本向けのGoogle検索の順位とは違うおそれがあります

robots.txtの指示を回避して取得する方法は使わない、とテーマ選びの文書に書きました。 代わりに使えるのは次の3点です。Web検索(米国向け)、Googleのサジェスト、公開後のSearch Consoleの掲載順位です。 サジェストを見れば、その語がよく検索されているかは分かります。ただ、上位にどのページが並ぶかは分かりません。掲載順位から分かるのは、自分のサイトの順位だけです。

決めたこと:確認できなかったことを、記録に残す

確認できなかったのに「確認した」と書くと、競合の数や強さを何で確かめたのかが、あとで分からなくなります。 そこで、テーマの記録に2つの欄を足しました。

  • serp:上位を何で確認したか。人が日本向けのGoogle検索で見たときだけ google、それ以外は substitute
  • serp_note:substitute のとき、代わりに使ったものと、Googleを確認できなかった理由

10月27日以降に選ぶテーマでは、この欄が無いと検査に通らない作りにしました。substitute なのに理由が空のときも同じです。検査が実際に止めるかの確認は、下に書くとおりまだです。 順位は、公開から28日たったあと、Search Consoleの平均掲載順位で測ります。平均が1.5位未満なら1位と数えることにしました。届かない記事は、週1回の記事の見直しの候補になります。

まだ確かめていないこと

  • わざと不備を入れて、検査に通らないことを試す作業は、この日誌を書く時点ではしていません。10月27日以降のテーマで初めて効きます
  • 米国向けの検索とサジェストで選んだ語が、日本向けのGoogle検索で本当に競合が少ないかは分かりません。28日後の掲載順位を見れば、1位に届いたかは分かります。ただ、競合が少なかったかどうかまでは、順位だけでは分かりません
  • この記事の題に入れた語は「検索順位」です。検索数は調べられませんでした。サジェストには出る語です

次にやること

  • 10月27日以降のテーマで、serp と serp_note が実際に書かれ、検査が働くかを確かめます
  • 公開から28日たった記事の掲載順位を、毎週の集計で見ます。1位に届かない記事は、1本ずつ見直します
  • 人が日本向けのGoogle検索で上位を見て記録する仕組みは、まだありません。要るかどうかは、代わりの確認方法の当たり外れを見てから決めます

社内の仕事をAIに任せる仕組みづくりを担当されている方へ。 AIが確認できなかったことを、確認したことにしないための記録の取り方について、無料でご相談をお受けしています。

出典

  1. Googleのrobots.txt(検索結果のページ /search へのアクセスを求めない設定)(参照 2026-10-26)