10月9日から、Geminiアプリの無料版で選べるモデルはFlash-Liteだけになります(10月9日の行)。筆者は、これがこの期間でいちばん影響の大きい変更とみています。

この記事の目次(4節)
  1. 2026年10月
  2. 2026年9月
  3. 2026年8月
  4. 2026年7月

仕事用アカウントでGemを使っている会社は、スキルへの切り替えの日程(9月30日の行)も確かめておきましょう。

このページは、2026年7月1日から10月7日までに発表されたGeminiの主な変更を、公式のリリースノートと発表をもとに、新しい順にまとめたものです。123

Geminiアプリ、Google WorkspaceのGemini、企業向けのGemini Enterpriseを中心に、仕事に関わるGoogleの変更を選んでいます。

名前とプランは、次のとおりです。「Geminiアプリ」はチャットで使うGeminiで、個人のGoogleアカウントでも、会社や学校のWorkspaceのアカウント(仕事用アカウント)でも使えます。

「Google WorkspaceのGemini」は、GmailやGoogle ドキュメントなどの中で使うGemini、「Gemini Enterprise」は会社向けの別の製品です。

個人向けの有料プランは、Google AI Plus・AI Pro・AI Ultraです。

会社向けのWorkspaceには、Business Starter・Business Standard・Business Plusなどのプランがあります。モデルは、軽い順にFlash-Lite・Flash・Proです。

「Gem」は、決まった指示を保存しておく自分用のGeminiです。

日付は公式の発表の日付です。米国での発表は米国の日付なので、日本時間では翌日にあたることがあります。発表日より後に始まる変更は、始まる日を書きました。

対象のプランと日本での提供は、公式に書かれているものだけを行に書きました。対象のプランや日本での提供を書いていない行は、公式にそれが書かれていないものです。

2026年10月

  • 10月9日(開始日) Geminiアプリの無料版はFlash-Liteだけに。個人のアカウントで選べるモデルが、次のように変わります。プランなしの人はFlash-Liteだけ、AI Plusの人はFlashまで、AI Pro・AI Ultraの人はProモデルまで選べます。AI Plusの人には、いつから適用するかをメールで知らせるとしています。地域の制限は示されていません。無料版のまま仕事に使っている人は、長い文書の要約などで答えの質が落ちないかを試しておきましょう。ヘルプ(解説)
  • 10月6日 Gemini Liveに「シンプルガイド」。Googleが日本の高齢者を支える機能として、日本のブログで発表しました。スマートフォンのカメラや画面を共有すると、書類を読み上げてもらったり、操作を声で教えてもらったりできます。対応するAndroid端末で、順次提供を始めました。Googleは、介護職員向けの「介護の現場を支えるGemini活用ガイド」も公開しました。シンプルガイドは、家族や年配のお客様に勧められそうです。発表
  • 10月1日 Gemini Enterpriseの日本リージョンで、Gemini 2.5 Proは10月20日で提供終了へ。データを国内に置く日本とカナダの国内リージョンでは、10月20日から2.5 Proを選べなくなります。global・us・euのリージョンでは、引き続き使えます。日本リージョンで2.5 Proを使っている会社は、使えるのが19日までなので、それまでにほかのモデルに切り替えておきましょう。リリースノート

2026年9月

  • 9月30日 スキルを導入し、Gemは提供終了へ。スキルは、よく使う指示を登録しておく機能です。依頼の内容に合えば、Geminiが自動で使います。Geminiアプリでは、18歳以上の利用者に世界中で提供を始めました。仕事用アカウントのGeminiアプリでは10月13日から、Workspaceのアプリでは10月5日から(会社の設定によっては10月19日から)順次提供します。Gemは、個人のGoogleアカウントで11月、会社などのアカウントでは早くても2027年3月1日に使えなくなります。学校のアカウントでは、早くても2027年6月1日です。残ったGemは、下書きの状態のスキルに自動で移されます。GeminiアプリのスキルとWorkspaceのスキルは、現時点では同期しないので、両方で使うなら、それぞれで作っておきましょう。発表(移行の時期のヘルプ・解説)
  • 9月30日 Gemini 4 Argonを発表。いまはサイバー攻撃の防御を担う一部の組織にだけ提供しています。APIの料金は、初期提供価格が100万トークンあたり入力2ドル・出力10ドルで、その後は入力4ドル・出力20ドルになるとしています。一般の企業が使えるようになるのは、まだ先になりそうです。発表(解説)
  • 9月24日 Gemini Enterpriseで、話すアバター「Live Avatar」を提供開始。Gemini 3.8 Liveのアバター機能で、画面の中の人物(アバター)が声で受け答えします。97の言語に対応するとしています。始め方は開発者向けのドキュメントにあり、受付に置くなら、自社のシステムに組み込む作業が要りそうです。発表(解説)
  • 9月23日 Gemini Enterpriseの3.8 Flash、日本リージョンでは管理者の操作で利用可能に(処理は国内に限られない)。9月2日に一般提供になった3.8 Flashが、global・us・euのリージョンでデフォルトでオンになりました。日本などの国内リージョンは対象外ですが、管理者が警告を確認してオンにすれば、海外を含むglobalの拠点で処理して使えます。データを国内に置く条件で契約している会社は、国外で処理してよいかを先に確かめておきましょう。リリースノート
  • 9月22日 Meetの自動メモ生成を、3人以上の会議だけに絞れるように。管理者が選べる設定で、9月29日から順次適用されています。Business StandardとBusiness Plusでは、この設定がデフォルトでオンです。管理者が決めた設定は、利用者が自分のMeetの設定で変えられます。2人での打ち合わせの議事録を残したいときは、設定を確認しておきましょう。発表
  • 9月17日 仕事用アカウントでも、Geminiアプリの「ノートブック」が使えるように。案件ごとに、資料と会話をまとめておけます(Gemini Notebook〈旧NotebookLM〉とは別の、Geminiアプリの中の機能です)。欧州経済領域(EEA)以外のすべてのWorkspaceのプランが対象なので、日本も含まれます。デフォルトでオンです。使える人は、GeminiアプリとGemini Notebookのアクセス設定で決まります。社内の資料をアップロードする前に、管理者に使える人の範囲を確かめてもらいましょう。発表(解説)
  • 9月15日 Google WorkspaceのGeminiが外部の業務ツールと連携。Asana・HubSpot・Mailchimp・QuickBooks・Salesforceなどの情報を、ドキュメントなどのサイドパネルやGoogle Chatから見たり使ったりできます。Geminiを使う人にはデフォルトでオンで、管理者がツールごとにオフにできます。使っていないツールは、管理者が先にオフにしておくと安心です。発表
  • 9月15日 Gmail検索の「AIによる概要」、米国外にも拡大。Gmailの言語を英語にしている、有料プランの利用者に広げました。個人のアカウントでは、日本は対象外と明記されています。日本語で使っている人には、今のところ関係がありません。発表
  • 9月10日 Windows版のGeminiアプリを公開。AltキーとSpaceキーを同時に押すと呼び出せるほか、GmailやGoogle ドライブと連携できます。Windows 10以降が対象です。Workspaceのすべてのプランと個人のアカウントで使え、Geminiを有効にしている組織ではデフォルトでオンです。会社のパソコンでも、ブラウザを開かずに使えます。リリースノート(Workspaceの発表)
  • 9月9日 どのアプリからでも、文書の作成や会議の設定を頼めるように。Gmailなどから、ドキュメントやスプレッドシートの作成、メールの送信、会議の設定を頼めます。送信や会議の登録の前には、確認画面が表示されます。Business Standard・Business Plusなどが対象で、提供開始の時点では英語のみです。ほかの言語には今後対応するとしていますが、日本語対応の時期は示していません。日本語の設定で使っている会社は、対応が発表されるまで、いまの使い方のままで構いません。発表
  • 9月2日 Gemini 3.8 Flashを発表。Googleによると、8月に出た3.7 Flashと同じ速さと価格のまま、プログラミングや手順の多い作業での性能が上がりました。Google AI ProとAI Ultraの契約者は、Geminiアプリ、Google検索のAIモード、スプレッドシートのGeminiで使えます。Gemini Enterpriseでも、global・us・euのリージョンで一般提供になりました。手順の多い作業をGeminiに頼んでいる人は、答えが変わるかを試しておきましょう。発表(日本版ブログ)
  • 9月1日 Google Picsを一般提供。Workspaceの中で、画像を作ったり、写っている物を選んで編集したりできます。Business Standard・Business Plusなどが対象で、デフォルトでオンです。チラシや資料の画像を、別のツールを使わずに作れます。発表

2026年8月

  • 8月19日 Google Chatに「Ask Gemini」(8月26日から順次提供)。Chatから、ファイルの検索や会話の要約、やることの洗い出しを頼めます。Business Standard・Business Plusなどが対象です。Googleアカウントの言語を英語にしている人の画面からは、ChatのGeminiのサイドパネルがなくなります。ほかの言語に設定している人は、これまでどおりサイドパネルを使えます。日本語の設定の人に、Ask Geminiがいつ来るかは書かれていません。英語の設定で使っている社員には、使い方が変わることを伝えておきましょう。発表
  • 8月17日 管理コンソールにGemini。特権管理者が、管理作業の手順や、設定のトラブルの直し方をGeminiに聞けます。Business Starter・Business Standard・Business Plusの特権管理者が対象で、ほかの管理者は使えません。専任の担当者がいない会社でも、Workspaceの設定を調べやすくなりそうです。発表
  • 8月13日 対面の会議でも、Geminiがメモを作成。Meetから録音を始めると、要約・やること・文字起こしをドキュメントにまとめます。Android版は8月11日から提供を始め、Web版は14日以降、iOS版は31日以降に順次提供するとしています。Business Standard・Business Plusなどが対象です。会議室での打ち合わせも、議事録の下書きを任せられます。発表

2026年7月

  • 7月29日 日本のGoogle AI Proの契約者にもGemini Spark。24時間動き続けるAIエージェント「Spark」を、数週間のうちに、日本のGoogle AI Proの契約者へ順次提供すると発表しました。日本語と英語に対応し、SparkがGmailやスプレッドシートと連携して作業します。支払いやメールの送信の前には、確認を求めます。届いたメールの内容を表にまとめるような定型の作業を任せられます。発表
  • 7月21日 Gemini 3.6 Flash。日常の作業向けに改良したFlashを、世界中のGeminiアプリの利用者に提供しました。モデルの選択メニューで「3.6 Flash」を選ぶと使えます。Googleは、速さと質を両立できるとしています。その後、8月に3.7 Flash、9月に3.8 Flashが出ています。モデルの選択メニューに版が並ぶときは、数字の大きいほうが新しい版です。リリースノート
  • 7月16日 NotebookLMの名前が「Gemini Notebook」に。共有したノートブックやリンクは、そのまま使えます。Googleは、今後ほかの製品とも組み合わせていくための改名だとしています。NotebookLMを使っていたすべての人が対象です。社内の手順書などに「NotebookLM」と書いている箇所は、名前を直しておくと混乱を防げます。発表
  • 7月8日 スライドからVidsの動画を作る機能が、日本語に対応。台本・ナレーション・音楽の付いた動画を、日本語でも作れます。Business Starter・Business Standard・Business Plusなどが対象です。社内研修の資料を、動画にして配れます。発表
  • 7月6日 Gemini Enterpriseの日本リージョンを正式に提供開始(利用には申請が必要)。保存するデータとAIの処理を、国内に置けます(制限事項があります)。Gemini 3.5 Flashも、国内で使えます。使うには、Googleの営業担当(アカウントチーム)への問い合わせが要ります。データを国外に出せない取り決めのある会社でも、Gemini Enterpriseを検討できます。リリースノート

2026年6月までの変更は、このページには載せていません。このページは、公式の発表をもとに書き足していきます。

出典

  1. Google「Gemini Apps release notes」(参照 2026-10-07)
  2. Google「Google Workspace Updates」(参照 2026-10-07)
  3. Google Cloud「Gemini Enterprise release notes」(参照 2026-10-07)

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