10月6日から、ProとMaxでは、Coworkで新しく始めるタスクがすべてクラウドで動くようになりました(10月6日の行)。筆者は、直近ではこの変更の影響が最も大きいとみています。

この記事の目次(4節)
  1. 2026年10月
  2. 2026年9月
  3. 2026年8月
  4. 2026年7月

日本の利用者は、9月10日から使用クレジットに有効期限が付いたことも押さえておきましょう(9月10日の行)。

このページは、2026年7月1日から10月7日までに発表されたClaudeの主な変更を、Anthropicのリリースノートや発表をもとに、新しい順にまとめたものです。123

仕事で使う人に関わる変更を選び、米国の政府機関・教育機関向けの発表、Enterprise向けの細かい管理機能、開発者向けの小さな変更は省きました。

何度も出てくる名前は、次のとおりです。「Cowork」は、報告書や表の作成のような長めの作業をClaudeに任せる機能です。9月16日からは、ProとMaxで順に、チャットと一本化されています(TeamとFreeは今後)。

「Claude Code」はプログラミング向けの道具、「コネクター」はGmailやGoogle ドライブなどの外部サービスとClaudeをつなぐ部品です。

プランは、無料のFreeと、個人向けの有料のPro・Max(Max 5xとMax 20x)、会社向けのTeam・Enterpriseです。

会社向けのプランでは、1人ずつ割り当てる「シート」に、標準シートと、使える量の多いプレミアムシートがあります。「使用クレジット」は、プランの利用上限を超えて使う分を払うための前払いの単位です。

モデルは、性能と価格の高い順にFable(とMythos)、Opus、Sonnet、Haikuです。

日付は米国で発表された日です。発表日が分からないものは、変更が始まった日にしました。日本時間では翌日にあたることがあります。

対象のプランと日本での提供は、公式に書かれているものだけを行に書きました。対象のプランや日本での提供を書いていない行は、公式にそれが書かれていないものです。

2026年10月

  • 10月6日 Google ドキュメントなどでClaudeを使えるアドオン(ベータ版)。Google ドキュメント・スプレッドシート・スライドのファイルを開いたまま、横のサイドバーで頼むと、Claudeが中身を読んで、その場で直します。アドオンは、すべての有料プランが対象です。初期設定では、変更のたびに承認を求めます。Claudeの画面からGoogleのファイルを作成・編集できるコネクター(ベータ版)も公開されました(TeamとEnterpriseでは、管理者が先に有効にします)。Google Workspaceで資料を作っている会社なら、アプリを切り替えずに手直しを頼めます。発表(解説)
  • 10月6日 Pro・MaxのCowork、新しいタスクはクラウドで実行。設定にあった「Only on your computer」(パソコンだけで動かす)がなくなり、元には戻せません。10月6日より前にパソコンで始めたタスクは、そのまま続けられます。フォルダごとクラウドへ移るわけではありません。デスクトップアプリを開いている間だけ、作業に要るファイルをClaudeがコピーしてクラウドへアップロードします。Coworkに接続するフォルダに、社外に出したくないファイルが入っていないか見直しておきましょう。ヘルプ(解説)
  • 10月1日 Claude Codeにmod。modは、Claude Codeの動作や画面を変える小さなプログラムです。modはClaude Codeと同じ権限で動き、サンドボックス(隔離された環境)で守られていません。Anthropicは、信頼できる提供元のものだけを入れるよう呼びかけています。外注先がClaude Codeを使っているなら、どのmodを入れているかを確認しておきましょう。発表(解説)

2026年9月

  • 9月28日 Claude Sonnet 5.5の提供開始。Sonnet 5より30%以上速く、多くの作業で費用が最大30%下がるとしています。APIの料金(100万トークンあたり)はSonnet 5と同じでも、同じ作業に使う量が少ないためです。Claudeのアプリでは、思考の深さ(effort)の初期設定がMedium(中)です。ふだんの文書作成や表計算で、待ち時間が短くなりそうです。発表(解説)
  • 9月24日 SlackのClaude Tag(ベータ版)、個人のコネクターに対応。チャンネルでClaudeに頼むと、頼んだ人が自分で接続したカレンダーやGoogle ドライブなどを、Claudeが使えるようになりました。ほかのメンバーは、その人のコネクターを使えません。答えはチャンネルに投稿されるので、投稿の前に本人が確認する設定も選べます。Teamで段階的に提供し、Enterpriseは今後対応します。自分しか開けない資料を使う頼みごとは、投稿の前に確認する設定にしておくと安心です。発表
  • 9月23日 Claude Marketplaceの開始。2,000を超えるコネクターやプラグインのほか、Claudeを組み込んだ製品や、導入を支援する会社も1か所で探せます。製品の購入には、Anthropicと契約で前もって約束した利用額の一部を充てられます。社内で使っている業務ツールにコネクターがあるかを調べるときの入り口になります。発表
  • 9月22日 Claude Opus 5.5の提供開始と、5時間ごとの利用上限の引き上げ。初期設定のままふだんの作業に使うと、Opus 5より費用が40%安いとしています。Pro・Max・Teamと、シートベースのEnterpriseで、5時間ごとの利用上限が上がりました(引き上げ幅は書かれていません)。有料プランの利用者には、使える量を好きなときに満タンに戻せる「リセット」も配られました。満タンに戻るのが5時間ごとの枠か週の枠かは、配られたリセットごとに決まっています。期限がある場合は、設定の「使用状況」に表示されます。作業が混む日に使えるよう、期限を確認しておきましょう。発表(リセットのヘルプ)
  • 9月16日 チャットとCoworkを一本化。モードを選ばずに、1つの会話で、簡単な質問から報告書・表・スライドの作成までを頼めます。ProとMaxから段階的に提供し、TeamとFreeは今後対応します。Enterpriseでは、変更の30日以上前に管理者へ知らせるとしています。文書を作るClaude Docs、スライドを作るClaude Slidesも加わりました(ベータ版。Enterpriseでは管理者が有効にするまで使えません)。頼んだ内容に応じて、すぐ答えるか時間をかけて作業するかをClaudeが決めます。TeamとFreeの人は、提供が始まるまで、これまでの画面のまま使えます。発表
  • 9月15日 Salesforce in Claude(ベータ版)。取引先・商談・パイプラインの情報をClaudeに取り込むプラグインです。営業向けの37のスキルで、商談の準備から売上予測の提出までを頼めます。すべての有料プランが対象ですが、使えるのはベータ版の申し込みをSalesforceが承認した組織だけです。商談前の下調べを任せられます。リリースノート
  • 9月15日 Claude for Small Businessの拡充。Claude for Small Businessは、Claudeの有料プランで使うコネクターと、すぐ動かせるワークフロー(定型業務の手順)の組み合わせです。ワークフローが43になり、Shopify・Xero・Square・Stripe・Zapierなど、新たに27のツールと連携しました。初期設定では、送信・投稿・支払いの前に人の承認を待ちます。すべての有料プランで使えます。米国の10都市での講座のほか、連携先の14社が無料のオンライン講座を開きます。使っている会計ソフトや販売管理システムが連携先に入っていれば、日々の集計や下書きを頼めます。発表
  • 9月14日 Claude Codeの週の上限の引き上げ、一部を恒久化。5月13日から9月13日まで、週の利用上限を50%増やす期間限定のキャンペーンがありました。9月14日からは、キャンペーン前より25%多い上限が恒久的に適用されます(キャンペーン中の50%増よりは少なくなります)。Pro・Max・Teamと、シートベースのEnterpriseが対象です。9月13日までの量を前提に使っていた人は、週の後半に上限に当たらないかを確かめておきましょう。ヘルプ
  • 9月10日 日本で使用クレジットに有効期限。プランの利用上限を超えて使うために買う使用クレジットは、通常は期限がありません。日本などの一部の地域では、9月10日から、購入から6か月で失効するようになりました(9月10日より前に買った分の扱いは、ヘルプに書かれていません)。失効の7日前にメールで知らせがあり、期限は設定の「使用状況」で確認できます。対象は、使用クレジットを買えるPro・Max 5x・Max 20xです。まとめて買い置きせず、使う見込みの分だけ買うようにしましょう。ヘルプ
  • 9月1日 Claude Fable 5.1とClaude Mythos 5.1の提供開始。Anthropicが、プログラミングや知識作業で世界最高水準とうたう2つのモデルです。Maxプランと、Team・シートベースのEnterpriseのプレミアムシートでは、週の利用上限のうち半分までを、追加の料金なしでFable 5.1に使えます。この半分は、Fable 5と5.1を合わせた枠です。ProとTeamの標準シートでは、使用クレジット(使った分だけの支払い)での利用になります。シートベースのEnterpriseの標準シートは、組織が使用クレジットを有効にした場合に使えます。Proでは使った分だけ費用がかかるので、Fable 5.1に任せる仕事を絞っておきましょう。リリースノート(プランごとの扱い)

2026年8月

  • 8月26日 Claude in Chromeの一般提供。Chromeの中でClaudeがページを操作する機能が、すべての有料プランで使えるようになりました。安全で、頼んだ内容に合うと判定された操作は、1件ずつ承認しなくても進みます(この自動承認は設定でオフにできます)。取引先のサイトや業務システムでの入力を任せる前に、自動承認を使うかを決めておきましょう。発表
  • 8月26日 Coworkに専用のブラウザ(ベータ版)。Claudeは専用のブラウザでサイトを開き、読んだり入力したりします。利用者がふだん使うブラウザのタブやブックマーク、パスワードは、Claudeからは見えません。Pro・Max・Teamでは、デスクトップアプリで順に使えるようになり、Enterpriseは管理者が有効にします。Claude in Chromeを入れていなくても、Webでの作業を任せられます。発表
  • 8月25日 メモリを、チャットとクラウドのCoworkで共通に。Claudeが覚えたことは、設定の「メモリ」の「トピック」に並び、1件ずつ編集・削除できます。健康や信条などの話題は、設定を有効にしない限り覚えません。Free・Pro・Maxは初期設定で有効、TeamとEnterpriseは初期設定で無効です。取引先の名前など、覚えさせたくない内容を消せます。リリースノート
  • 8月7日 Claude Codeのオートモード(auto mode)を既定に。8月14日から、Pro・Max・Teamの新しいセッションは、1つずつ許可を求めずに進むオートモードで始まります。既定のモードを固定している場合は変わらず、別の既定を設定している人には、切り替えるかを尋ねる表示が出ることがあります。危険な操作はAIの判定で止める仕組みですが、Anthropicはリスクがなくなるわけではないとしています。Enterpriseなどでは、当面は自分で有効にしたときだけオートモードになります。社内でClaude Codeを使う人には、既定の動きが変わったことを伝えておきましょう。発表

2026年7月

  • 7月24日 Claude Opus 5の提供開始。Claude Fable 5に近い性能で、価格はFable 5の半分としています。手間のかかる作業を、Fable 5より安く頼めます。リリースノート
  • 7月23日 音声モードが日本語など多くの言語に対応(ベータ版)。日本語などの言語は、すべてのプランで使えます。有料プランでは、音声モードでOpusとSonnetも選べます(FreeはHaikuだけ)。話す言語は自動では判別しないので、声で頼むか設定で選びます。音声での会話も、ふだんの使用量に数えられます。移動中に、日本語で話しかけて考えを整理できます。発表
  • 7月20日 Fable 5をプランの利用上限の中で使えるキャンペーンが終了。7月19日(米国太平洋時間)でキャンペーンが終わり、ProとTeamの標準シートでは、Fable 5を使用クレジットで使うことになりました。Maxプランと、Team・シートベースのEnterpriseのプレミアムシートでは、週の利用上限のうち半分までを、追加の料金なしでFable 5に使えます。Proの人は、ふだんの作業をOpusやSonnetに任せると、追加の費用を抑えられます。ヘルプ
  • 7月10日 メモリの仕組みを変更。1日1回まとめ直す要約から、話題ごとに分けた項目で覚える形に変わりました。Claudeは、会話の中でその項目を読んだり書き換えたりします。8月25日からは、その項目を設定から1件ずつ編集できるので、Claudeが何を覚えているかを確かめておきましょう。リリースノート
  • 7月7日 Cowork、Webとスマートフォンに対応。タスクはクラウドで動くので(ベータ版)、ノートパソコンを閉じても処理が続きます。スケジュール済みのタスクは、どの端末もネットにつながっていなくても動きます。Maxから段階的に提供し、ほかのプランは今後対応します。外出先のスマートフォンから、タスクの続きを頼めます。リリースノート
  • 7月7日 Microsoft 365コネクター、書き込みに対応。メールの下書きと送信、予定の管理、メールボックスの設定の更新、OneDriveとSharePointのファイルの作成・更新ができます。Teamsは読み取り専用のままです。使う前に、Microsoft Entra(Microsoft 365のアカウントを管理する仕組み)の管理者の同意と、組織での有効化が必要です。書き込みの機能を有効にする前に、メールの送信まで任せてよいかを社内で決めておきましょう。リリースノート
  • 7月1日 Fable 5・Mythos 5の提供を再開。使えなくなっていたClaude Fable 5とClaude Mythos 5を、再び使えるようにしました。同じ日に、Enterpriseの管理者が、社員の使えるモデルと選べる思考の深さを決められるようになりました(ベータ版)。Enterpriseでは、費用の高いモデルを使う人を絞れます。リリースノート

2026年6月までの変更は、このページには載せていません。このページは、公式の発表をもとに書き足していきます。

出典

  1. Anthropic「Release notes」(Claude ヘルプセンター)(参照 2026-10-07)
  2. Anthropic「Newsroom」(参照 2026-10-07)
  3. Claude「Articles」(製品の発表)(参照 2026-10-07)

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