デジタル化・AI導入補助金2026を申請するなら、SECURITY ACTIONの「一つ星」か「二つ星」を先に宣言しておく必要があります。 宣言には、GビズID(行政の電子申請に使う事業者向けのアカウント)が要ります。GビズIDのうち「プライム」のアカウントがあれば、申し込んだ直後に自己宣言IDが発行されます。48
この記事でわかること
- 補助金の要件は、一つ星と二つ星のどちらでも満たせます
- 時間がかかるのは宣言よりGビズIDプライムの取得で、おおむね2週間かかります
- この補助金の第2次公募からは、旧方式で発行された自己宣言IDでは申請できません
自己宣言の制度
SECURITY ACTIONは、中小企業や個人事業主が、情報セキュリティ対策に取り組むことを自ら宣言する制度です。 運営は独立行政法人情報処理推進機構(IPA)ですが、IPAが審査して認定するものではありません。宣言した取り組みは、事業者が実行します。15
宣言すると、取り組みの段階に応じて、一つ星か二つ星のロゴマークを無料で使えます。宣言そのものに有効期間はありません。15
ウェブサイトなどで紹介するときは、「認定を受けた」「取得した」ではなく「宣言した」と書きます。1
補助金の申請要件
デジタル化・AI導入補助金2026では、この宣言が交付申請の要件です。8 複数者連携デジタル化・AI導入枠の公募要領は、代表事業者に、GビズIDプライムの取得とあわせて次のことを求めています。7
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する「SECURITY ACTION」の「★一つ星」又は「★★二つ星」いずれかの宣言を行うこと。また、宣言内容の確認に際し事務局が一部の交付申請情報を独立行政法人情報処理推進機構(IPA)と共有することに同意すること。
一つ星と二つ星の違い
| 区分 | 求められること |
|---|---|
| ★ 一つ星 | 「情報セキュリティ6か条」に、これから取り組むことを宣言する(対策の実施前でも申し込める) |
| ★★ 二つ星 | 「5分でできる!情報セキュリティ自社診断」(25項目)を実施したうえで、「情報セキュリティ基本方針」を策定し、自社のウェブサイトなどで公開する |
一つ星と二つ星を同時に申し込むことはできません。4
情報セキュリティ6か条
一つ星で取り組むと宣言する6か条は、次のとおりです。2
- OSやソフトウェアを常に最新の状態にする
- ウイルス対策ソフトを導入する
- パスワードを強化する
- 共有設定を見直す
- バックアップを取る
- 脅威や攻撃の手口を知る
例えば、受付と医療事務を数人で回しているクリニックが、これからパソコンのOSの更新とバックアップに取り組むなら、一つ星で申し込めます。自社診断を済ませ、基本方針を自社のウェブサイトに載せられるなら、二つ星も選べます。
個人情報保護方針だけでは二つ星にならない
情報セキュリティ基本方針は、個人情報の保護に限らず、情報セキュリティ全体についての方針を示すものです。そのため、個人情報保護方針を公開していても、基本方針を公開したとはみなされません。5
2026年4月からの宣言の手順
2026年4月1日から、宣言は「SECURITY ACTION管理システム」で申し込みます。 2026年3月までの申し込み方(旧方式)との違いは、次のとおりです。6
| 項目 | 旧方式 | 新方式(2026年4月から) |
|---|---|---|
| 申し込み | 申込フォームに入力(ログイン不要) | GビズIDでのログインが必須 |
| 自己宣言IDの発行 | 申し込みから1週間程度 | 申し込みの直後 |
| ロゴマークの入手 | 申し込みから2〜3週間後 | 申し込みの直後からダウンロードできる |
| 登録内容の変更 | 所定の様式をメールで送付(処理に数日) | すぐに反映される |
旧方式で発行された自己宣言IDとロゴマークは、これまでどおり使えます。旧方式のIDのままで、SECURITY ACTIONを要件とするほかの補助金・助成金の交付申請も引き続きできます。6 ただし、デジタル化・AI導入補助金2026では、旧IDで申請できない公募回があります(下の「補助金の申請でつまずきやすい点」)。
申し込みの手順
公式の手順は次のとおりです。4
- 一つ星と二つ星のどちらを宣言するかを決める(二つ星なら、自社診断と基本方針の公開を先に済ませる)
- GビズIDプライムを取得する(法人・個人事業主とも。介護施設で宣言するときは、施設ごとにGビズIDメンバーのアカウントを作成する)
- 管理システムにGビズIDでログインし、個人情報の取扱いと、ロゴマーク使用規約に同意して、事業者の情報と取り組みの内容を入力する
- 申し込みの直後に自己宣言IDが発行され、ロゴマークをダウンロードできる
宣言すると、IPAのサイトで次の情報が公開されます。法人は「事業者名・都道府県・市区町村・業種・取組段階」、個人事業主は「代表者名・屋号・都道府県・市区町村・業種・取組段階」です。介護施設の場合は、介護施設名も公開されます。4
補助金の申請でつまずきやすい点
- 旧方式の自己宣言IDが使えるかは、公募回で変わります。 第1次公募(2026年5月12日17時締切)では、旧ID(4から始まる11桁)も新IDも使えます。第2次公募からは、管理システムで申し込んだID(新ID)だけです。68
- 旧IDは、第1次公募でも使えない場合があります。 第1次公募の締め切りまでに不備訂正が終わらなかった場合は、旧IDでは交付申請を提出できません。管理システムで改めて宣言を申し込みます。8
- 宣言と交付申請には、同じGビズIDプライムのアカウントを使います。8
- 宣言は1法人に1つが原則です。 グループ会社は子会社ごとに宣言します。施設が複数あっても法人単位で、例外は介護施設だけです。5
準備はGビズIDプライムの取得から
宣言そのものより、GビズIDプライムの取得に時間がかかります。 公募要領は、アカウントの発行までにおおむね2週間かかるとしています。7 取得の手順は「GビズIDプライムの取得手順」にまとめています。GビズIDプライムを申し込むときに、一つ星と二つ星のどちらにするかも決めておくと、締め切りの直前に慌てずに済みます。
よくある質問
Q. ロゴマークの利用に費用はかかりますか。
かかりません。宣言すると、取り組みの段階に応じて、一つ星か二つ星のロゴマークを無料で使えます。
Q. 宣言に有効期限はありますか。
宣言そのものにはありません。ただし、ログインに使うGビズIDには2年3か月の有効期間があります。切れると管理システムにログインできなくなるので、更新が要ります。
補助金の対象・金額・日程は、先に挙げた補助金の記事にまとめています。生成AIを使うときの院内のルールは、院内の生成AI利用ガイドラインをどう作るかで扱っています。
出典
- SECURITY ACTIONとは?(参照 2026-08-13)
- 「一つ星」を宣言する(参照 2026-08-13)
- 「二つ星」を宣言する(参照 2026-08-13)
- SECURITY ACTION 自己宣言の申込方法(参照 2026-08-13)
- SECURITY ACTION よくある質問(参照 2026-08-13)
- SECURITY ACTION管理システムリリースのご案内(参照 2026-08-13)
- デジタル化・AI導入補助金2026 公募要領(複数者連携デジタル化・AI導入枠)(参照 2026-08-13)
- 交付申請手続きにおける「SECURITY ACTION」自己宣言IDの登録について(参照 2026-08-13)

