要点

対象:楽楽精算の経費精算にAIを足したい経理担当

  1. 30ユーザーで5,000円から
  2. 電子帳簿保存法オプションの契約が前提
  3. 9月15日からPCのブラウザでも使える

楽楽精算の「伝票作成AIエージェント」は、領収書を選ぶとAIが経費の申請書(楽楽精算では申請伝票)を作る有料オプションです。AIは申請しません。作られた伝票を申請者が確かめて申請します。1

この記事の目次(6節)
  1. AIが入れる項目と、申請者がすること
  2. 料金と契約の条件
  3. 時期ごとに変わったこと
  4. 使う前に確かめたい3点
  5. 開発中の機能
  6. 見積もりを取る前に確かめること

契約の前に確かめたいのは、料金と前提の契約、使える端末、1枚に複数の金額がある領収書の扱い、開発中の機能です。以下、ラクスの発表の日付つきで並べます。34

AIが入れる項目と、申請者がすること

事前申請は、出張や購入の前に出しておく申請です。

手順誰がすること
1申請者楽楽精算にアップロードした領収書を選ぶ
2AI領収書から取引先名・金額・利用日などを読み取り、クレジットカード明細・事前申請・過去の申請データと突き合わせる
3AI勘定科目・内訳・負担部門・プロジェクトコード・摘要を入力し、一時保存する
4申請者作られた伝票を確かめて申請する

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ラクスの開発担当者は、2026年1月の講演(ベータ版の時点)で、画面の操作を「領収書を選ぶ」「紐づけ結果を確かめる」「最終確認して申請する」の3つと話しています。9

料金と契約の条件

項目内容
伝票作成AIエージェントの料金30ユーザーで5,000円から。月額か年額かは、発表では分かりません
前提の契約楽楽精算と、電子帳簿保存法オプション
楽楽ビジネスカード楽楽ビジネスカードは無料。カードで払うと、利用明細が楽楽精算に即時連携される(2026年7月16日から)
公式ページの月額費用「月額費用は3万円〜(税抜)」で、初期費用は別です。使うAIと従業員数で変わります。5,000円を含むのかは、ページに書かれていません

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ベータ版は無償でした。2025年12月の時点で、ラクスは有償化を2026年内とし、料金は従量課金ではなくユーザー数に応じた固定料金にする方針を示していました。8

デジタル化・AI導入補助金2026

楽楽精算は、この補助金の対象ツールです。補助金を受けるには、所定の要件を満たし、導入契約の前に事務局へ交付申請をする必要があります。AIエージェントのオプションが対象に含まれるかは、ページから読み取れないので、申請前に確かめてください。7

時期ごとに変わったこと

日付変わったこと
2025年12月1日ベータ版(無償)の提供を始めた
2026年6月16日有償のオプションとして提供を始めた。このときはスマートフォンのアプリだけ
2026年7月16日楽楽ビジネスカードの利用明細が、楽楽精算に即時連携されるようになった
2026年9月15日PCのブラウザでも使える。管理者が、利用者を1人ずつ設定できる(9月14日の発表)
2026年9月17日1枚に複数の金額がある領収書に対応した(9月14日の発表)

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ラクスは、利用者を1人ずつ設定できる機能を、全社で一斉に始めずに特定の部署から試す使い方として挙げています。45

使う前に確かめたい3点

複数金額の領収書とカード明細

1枚の領収書に複数の金額があるとき、AIが金額ごとに明細行を分けて作ります。軽減税率の8%と標準税率の10%が混ざる飲食代や、宿泊費とサービス料が分かれた領収書が例です。45

場面分かっていること
1枚の領収書の金額対象は最大2種類まで
複数金額の領収書とカード明細自動の紐づけは対象外
楽楽ビジネスカードの決済一部の決済は、明細が即時連携されないことがあります。どの決済かは公表されていません

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AIの誤りは、ルールチェックと人の確認で減らす

生成AIの誤った提案を完全に防ぐのは難しいため、会社の規定にもとづく「申請ルールチェック機能」と、人の最終判断を組み合わせる設計です。7

ラクスの開発担当者も講演で、AIが作るデータの品質は安定しないと話しています。会社ごとに決められる規定違反のチェックが、申請の品質を守る役割です。9

自社の経費規程のうち、ルールチェックで表せないものがあるかを、申し込みの前に確かめてください。

効果の数字は、自社の申請で確かめる

ラクスは、伝票の入力作業を最大90%減らせるとしています。この数字はラクスの試算で、申請内容によって変わります。7

ベータ版の講演では「従来比30〜50%短縮」でした。どちらも、何と比べた数字かは示されていません。9

測るときは、同じ種類の経費を10件ほど選び、これまで入力にかかった時間と、AIの伝票を確かめて直す時間を比べます。

開発中の機能

機能内容提供の状況
判断ログAIがその内容を選んだ根拠を確認できる2026年6月15日の発表では提供予定(開発中)
企業独自ルール社内規定を文章で登録し、AIの判断基準にする同じ発表で提供予定(開発中)
証憑取得AIエージェントメールやダウンロードURLなどから証憑を探して、楽楽精算にアップロードする公式ページで開発中
申請レビューAI・証憑・伝票照合AI・適格請求書チェックAI承認の前に、申請の内容を点検する公式ページで開発中。個別のオプションとして提供する予定

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2026年10月19日時点の公式ページでは、承認向けの3つのAIと証憑取得AIエージェントが開発中です。企業独自ルールは、使えるようになる日が示されていません。7

領収書や請求書を集めて、会計ソフトに取り込む作業は、当サイトのAI秘書(請求・経理)でもお手伝いしています。

見積もりを取る前に確かめること

ラクスか販売窓口に、次の5点を聞いてください。

  • 30ユーザーを超えたときの料金と、料金の期間(月額か年額か)
  • 電子帳簿保存法オプションの契約の有無。未契約なら、その費用
  • 楽楽精算本体の月額と初期費用、AIオプションを合わせた総額
  • 使う人を部署ごとに絞ったときの料金
  • 自社のカード決済のうち、明細が即時連携されないもの

ほかの経費精算ソフトのAIは、次の記事にあります。

まず、月の経費の申請件数と、そのうち1枚の領収書に複数の金額があるものの件数を数えてください。

出典

  1. ラクス「経費精算の伝票作成を自動化する『伝票作成AIエージェント』を提供開始」(2026年6月15日)(参照 2026-10-19)
  2. ASCII STARTUP「ラクス、『楽楽精算』にて経費精算の伝票作成を自動化する『伝票作成AIエージェント』提供開始」(2026年6月19日)(参照 2026-10-19)
  3. ベストカレンダー(ラクスの2026年7月7日の発表「楽楽精算×楽楽ビジネスカード」)(参照 2026-10-19)
  4. ラクス「伝票作成AIエージェント」のPC対応・ユーザー単位の利用制御・複数金額の領収書への対応(2026年9月14日)(参照 2026-10-19)
  5. VOIX biz「ラクス、楽楽精算のAIエージェントをPC対応」(2026年9月14日)(参照 2026-10-19)
  6. App Store「楽楽精算」アプリのバージョン履歴(参照 2026-10-19)
  7. 楽楽精算「経費精算AI機能」(参照 2026-10-19)
  8. 週刊BCN+「ラクス、楽楽精算にAIエージェント導入 領収書から申請伝票を自動作成」(2025年12月4日)(参照 2026-10-19)
  9. ラクス AIエージェント開発課の講演資料「楽楽AIエージェント for 楽楽精算」の開発とリリース後の知見(RAKUS AI Meetup Vol.2、2026年1月)(参照 2026-10-19)