JP Incident Monitorで取引先の情報漏えいを調べられるか
悠 Yu Niibori AIエンジニア プロフィール
出典 4件
要点
対象:取引先の情報漏えいを早く知りたい担当者
日本の事案を1 時間おきに集めた一覧 信頼度は確かさで、深刻さではない 載っていない会社が無事とは限らない JP Incident Monitorは、日本の組織で起きた情報漏えいや不正アクセス(インシデント)を、報道や発表から集めた公開の一覧です。取引先や委託先で事案が起きていないかを、ニュースを探し回らずに確かめる入口になると考えます。1 2
この記事の目次(5節) 画面でわかること 載るまでの流れと信頼度 10月20日のデータを数えると 取引先を調べるときの使い方 使う前に確かめること
ただし、載っていない会社が無事とは限りません。載るのは、このページが見ている情報源で見つかったものだけです。2
画面でわかること
一覧には、組織名・インシデント種別・信頼度・出典のリンクなどが並びます。組織名で検索でき、種別と信頼度で絞れます。日本語と英語の両方で見られます。1 3
項目 内容 更新 1時間おきに、情報源を自動で確かめる 見ている情報源の数 開発者がG itHubに置いた説明(README)では3 66件 種別 情報漏えい・不正アクセス・ランサムウェア(データを人質に身代金を求める攻撃)・その他 新着の知らせ RSS( 更新を受け取る仕組み)がある
情報源には、4 7都道府県、東京の2 3区と政令指定都市、日本取引所グループの適時開示(上場会社の発表)、P R TIMESなどが入っています。銀行や病院、メーカーなど個別の組織の公式サイトは、選んだものだけを見ています。2
載るまでの流れ
情報源366件
1時間おきに確認
AIが記事を読む
実際の被害か
信頼度をつける
確かさの目安
一覧とRSSに載る
検索して確かめる
却下・判断を保留
途中で外れて、載らない
載っていないことは、無事の証明ではない
JP Incident Monitorの流れ。集めた報道や発表をA Iが読んで選び、通ったものに信頼度をつけて一覧に載せます
載るまでの流れと信頼度
集めた記事は、A Iが読んで、実際に被害があったかを判断します。A Iが却下したものと、判断を保留したものは載りません。2
載った記録には、信頼度がつきます。信頼度は「高」と「中」で示す、記録の確かさの目安です。公的機関の直接の発表は高くなります。被害の大きさは表しません。2
10月20日のデータを数えると
数えるために、公開ページが使っている元のデータ(JSONという形式のファイル)を直接取得しました。このデータは、日本時間の1 0月20日の午後に更新されたものです。4
数えたもの 結果 載っている件数 146件 データの日付の範囲 8月2 9日 〜10月1 9日 (約7週間分。これより前は入っていません) 種別 情報漏えい1 17件・不正アクセス2 4件 ・その他5件 信頼度 「高」1 03件・「中」4 3件 出典リンクが1 つだけの記録 85件 影響の可能性がある件数が書かれた記録 70件
出典リンクが1 つだけの記録のうち、信頼度が「高」のものが4 5件 ありました。何を基準にそうなったかは、データからは分かりません。4
146件は、約7週間に載った件数です。日本で起きた事案の総数ではありません。
出典リンク3 87件 のうち、2 25件はG oogleニ ュースのアドレスでした。開いたら、元の報道や発表まで確かめてください。4
取引先を調べるときの使い方
一覧の検索欄に、取引先の会社名を入れます。株式会社などの法人格を除いた名前でも試します。
見つかったら、種別と、影響の可能性がある件数を見ます。
出典のリンクを開き、元の報道か発表で確かめます。一覧だけで判断しません。
RSSリ ーダーに登録すると、新しい記録が出たときに気づけます。ただし全件の購読で、取引先ごとの通知にはなりません。
見つからなかったときに分かるのは、このページに載っていないことだけです。取引先との契約で、事案が起きたときの報告と連絡先を決めておくほうが確実です。
使う前に確かめること
確かめること 分かっていること 料金と利用条件 画面を見るだけなら、料金の記載は見つかりませんでした。コードの利用条件は、R EADMEにもG itHubの最初のページにも見つかりません(2026年1 0月2 0日 )。自社のサーバーでコードを動かすときは、先に作者へ確認してください2 誤りの可能性 画面には、情報の欠落や誤りが含まれる可能性があり、完全な記録として扱わないよう書かれています3
社内の報告に使うときは、元の報道か発表を添えてください。
関連する記事です。
まずは、主な取引先5社の名前で検索してみてください。出典のリンクを開いて、元の報道や発表で中身を確かめられるところまで試すと、このツールの使い方がつかめます。
次に読む