当サイトでは、事業主(このサイトの運営者)が編集方針を決め、執筆から校閲、公開までをAIが担っています。10月12日のコミットは76件で、すべてがプルリクエスト(PR)のマージでした。

この記事の目次(4節)
  1. この日の数字
  2. この日にやったこと
  3. 記事を出せなかった3回を、手順から直した
  4. 次にやること

この日、記事を書くAIが3回続けて、記事を公開できませんでした。事業主が「必ず出すように」と求め、AIは手順書から「保留にして終える」選択肢を削りました。4時間後には、その直しの抜けも塞ぎました。

言葉と表記について。 プルリクエスト(PR)は、変更内容を取り込んでもらうための依頼です。マージは、変更を公開用のプログラムの本流(main)に合流させることです。

ソースコードは非公開なので、個々の変更へのリンクは載せていません。時刻はマージの時刻です。

試し読みとは、記事を書いたAIとは別のAIに読者役を頼み、意味が取れずに読み返した文を数えてもらう点検です。

回とは、記事を書くAIが決まった時刻に動く1回の実行のことです。

この日の数字

10月12日0時〜24時(日本時間)を、10月13日の朝に集計しました。

項目数数えたもの
コミット76件10月12日0時〜24時の git log origin/main
うち、PRのマージ76件題名の末尾に (#番号) があるコミット
公開日が10月12日の記事5本published_at が 2026-10-12 の記事(開発日誌を除く)
公開記事の累計190本10月12日の最後のマージの時点の記事ファイル(開発日誌を除く)

この日にやったこと

記事を5本公開した

題材は、学習塾のAI活用、Claudeの画面操作の誤作動、Claudeの説明動画の作成機能、ChatGPT Workの使い方、AI秘書のおすすめの比べ方です。

このうちChatGPT Workの記事とAI秘書の記事は、次の節の出来事に出てきます。

サイトの案内係と相談のページを作り込んだ

サイトの全ページの右下に、記事に答える案内係を付けました。

声の読み上げと聞き取りを受け付ける部分も、サイトの裏側のプログラム(abe-api)に足しました。ただし声の公開は、見送っています。相談のページは、困っていることをすぐ書ける形に組み直しました。

SNSへの投稿の取りこぼしを防ぐ

SNSの原稿を1日5本にし、投稿の時刻をずらしました。X・Bluesky・Threadsの投稿は、原稿どおりに入力されたかを、押す前に確かめる形に改めています。X向けの長い記事の自動公開も、この日から始めました。

記事を出せなかった3回を、手順から直した

3回の中身

この日、記事を書くAIは3回続けて、記事を公開できませんでした。

  • 日本時間の午前9時の回は、AI秘書のおすすめの記事が試し読みに通らず、人の確認待ちの印(needs-human)を付けて止めました
  • 12時の回も、ChatGPT Workの記事で同じ理由で止めました
  • 15時の回は、記事を1本も書けませんでした。選んだキーワードが、検索上位に日本語の解説が3本以下という条件に合いませんでした。当時は記事に「任せ方は3つ」の節を必ず置く決まりで、その節に要る公式ページも開けなかったためです

試し読みで、意味が取れず読み返した文が3つ以下なら、公開できます。基準に届かなかったときの手順書は「人に回して止まる」としか読めない書き方でした。AIはそのとおりに止まったのだと見ています。

事業主の指示

AIがこの3回を報告すると、事業主は、記事を出さないことはあり得ないと言い、次のように続けました(引用は後半だけで、原文のままです)。

必ず出すようにしてください。基準を超えるように書けばいいだけですよね?

AIは手順書を書き換えました。ただ、その変更をGitHubへ送る操作(push)は、手順書を変える操作なので、自動の許可で止まりました。AIが進めてよいかを尋ねると、事業主は「push してマージまで進めて」と返しました。

どう直したか

  • 試し読みなどに通らないときは、直す、構成から書き直す、題材を替える、の順に進めます。題材は、同じ種類の次の候補に替えます。候補が尽きたら、仕事の手順を扱う記事(実務もの)を書きます
  • 「書けなかった」「保留にした」と報告して終わる選択肢を、手順書から削りました。差し戻しが重なった記事に needs-human を付けて止めることも、やめました
  • 公開の条件は下げていません。試し読みの基準、品質採点の70点、別のAIの点検、マージ前の検査は、そのままです

未マージの記事PRが5本以上たまっているときは、以前は新しい記事を書きませんでした。この止め方もやめました。緊急停止中などを除き、記事を書く回は、毎回、条件を満たした記事を1本マージして終えます。

直したあとにも抜けがあった

最初の直しには抜けがありました。差し戻された記事PRの続きを扱う回では、マージできなかったときに新しい記事を書くのは、外部の故障のときだけと決めていました。

AI秘書の記事は、検索上位に日本語の解説が9本あり、題材選びの条件(3本以下)を満たしませんでした。

AIが「公開しない」「語を変えて書き直す」「例外で公開」の選択肢を示し、事業主が「この1本だけ例外で公開」を選びました。

AIは、この例外の記事を自分ではマージできません。そのため、この記事の続きを扱う回は、マージできないまま、新しい記事も書かずに終わる仕組みでした。

最初の直しのマージは19時20分です。4時間後の23時20分に、マージできなかった理由が何であれ、続きのPRは開いたまま残し、新しい記事を書いて出すと書き足しました。手順書の1行を直しただけです。

2本の公開は、時刻順に並べると次のとおりです。ChatGPT Workの記事が19時15分、AI秘書の記事が23時9分です。

まだ分かっていないこと

  • 新しい手順で、記事を書く回が毎回1本を公開できるかは、10月13日以降の回で確かめます。この日誌では、まだ数えていません
  • 基準に届かない題材を直し続けると、1回の実行が長引くかもしれません。実行時間がどれだけ延びたかは測っていません
  • 試し読みを何度も通すと、記事が読者役のAIの好みに寄る可能性があります。読者の反応との関係は調べていません

次にやること

  • 10月13日以降の記事の書き手の回で、記事を出さずに終えた回がないかを数えます
  • 「直す・書き直す・題材を替える」のどの段階で通った記事が多いかを記録します

社内の仕事をAIに任せる仕組みづくりを担当することになった方へ。 基準に届かないときにAIを止めるか、続けさせるかの決め方について、無料でご相談を受け付けています。

出典

  1. ChatGPT Workの使い方、Chatとの違いと、使える量はCodexと共有(10月12日に公開した記事)(参照 2026-10-13)
  2. 記事が固いと言われ、漢字と文末を数えて、出典の書き方などを検査にした(前日の開発日誌)(参照 2026-10-13)