要点

対象:Misocaで毎月請求書を作っている人

  1. Claudeは無料プランでもつなげる
  2. 間違えた請求書は作り直しになる
  3. 書き込みのツールは毎回承認する

Misoca MCPをClaudeにつなぐと、「このリストで請求書を作って」と頼むだけで、ClaudeがMisocaで請求書を作ります。つなぐには、Misocaの有償プランと、Claudeで「カスタムコネクタ」を設定することが要ります。1

この記事の目次(6節)
  1. Misoca MCPでできること・できないこと
  2. 必要な契約
  3. ClaudeにMisoca MCPをつなぐ手順
  4. つないだら確かめておくこと
  5. 頼み方の例と、作る前に確かめること
  6. 請求書を間違えたとき

Misoca MCPでは、請求書を直すことも、完全に消すことも、メールで送ることもできません。そうしたいときは、Misocaの画面を使います。1

Misoca MCPでできること・できないこと

MCPは、AIツールとほかのサービスを安全につなぐ共通の規格です。Misocaを運営する弥生は、2026年9月15日に「Misoca MCP」の提供を始めました。Misoca MCPでできることは次のとおりです。123

したいことMisoca MCPでできるか
請求書を新しく作るできる
表計算ソフトのリストから、請求書をまとめて作るできる
請求書を一覧で見る、中身を確かめるできる
請求ステータスと入金ステータスを切り替えるできる
請求書をごみ箱に移す、ごみ箱から戻すできる
取引先や送り先を登録する、一覧や詳細を見るできる
請求書のPDFを受け取るAIツールによる
作った請求書を直すできない
請求書をメールで送るできない
見積書・納品書・領収書を扱うできない

Misoca MCPでは、送るところまでは任せられません。作るところから送るところまでを任せたいときは、当サイトのAI秘書でも請求書の作成を引き受けています。

必要な契約

Misocaは有償プランが要る

Misoca MCPの対象は、Misocaの有償プランの契約者です。17 年契約のプランの料金は、次のとおりです。4

プラン年額(税抜)月に作れる請求書上限を超えた分(税抜)
無料プラン(対象外)0円10通まで公式に記載なし
プラン158,800円15通まで1通70円(1,000通まで)
プラン10033,500円100通まで1通70円(1,000通まで)
プラン1000114,000円1,000通まで公式に記載なし

リストからまとめて作るなら、月に作る通数がプランの上限に収まるかを先に確かめてください。

Claudeは無料プランでも1つつなげる

カスタムコネクタは、Claudeをほかのサービスにつなぐ設定です。無料プランでは、つなげるのは1つまでです。5

ClaudeのほかにCursorやNotion AIでもつなげます。どのAIツールでも、契約プランによってはコネクタの機能そのものが使えません。7

ClaudeにMisoca MCPをつなぐ手順

ブラウザのClaude.aiか、Claude Desktopでの手順です。画面の項目名は、Claudeのプランや仕様の変更で変わることがあります。1

  1. Claudeの「カスタマイズ」メニューから「コネクタ」を開く
  2. 画面右上の「追加」から、「カスタムコネクタを追加」を押す
  3. 下の表の名前とURLを入れて、「続ける」を押す
  4. 接続の確認が済むと、認証とOAuthクライアントの設定が出るので、表のとおりかを確かめて「追加」を押す
  5. 「連携させる」を押して、Misocaにログインする
  6. Misocaのアプリ連携の画面で、「承認」を押す
  7. コネクタの画面に戻り、Misoca MCPのツールの一覧が出ているかを確かめる

手順4の表の値は、Misocaのヘルプのとおりです。1

項目設定
名前好きな名前(例: Misoca MCP)
リモートMCPサーバーURLhttps://mcp.misoca.jp/mcp
認証常に必須
OAuthクライアントクライアントIDなし-自動的に登録する

つながらないとき

Misoca MCPの設定は、弥生に個別に問い合わせても答えてもらえません。つながらないときは、次の5つを確かめてください。1

  • Misocaにログインできているか
  • 別のMisocaアカウントでログインしていないか
  • Misoca MCPのURLが合っているか
  • Claudeで、コネクタが有効になっているか
  • 認証を最後まで済ませたか

会社で契約したTeamプランやEnterpriseプランのClaudeでは、自分ではコネクタを追加できません。組織のオーナーに、Misoca MCPの登録を頼んでください。1

つないだら確かめておくこと

請求書の中身はAnthropicに届く

Misoca MCPでやり取りした情報は、Claudeの提供元のAnthropicに届きます。国外に送られることもあります。1

個人向けのClaude(Free・Pro・Max)では、会話を学習に使ってよいかを利用者が選べます。安全の審査の対象になった会話は、この設定にかかわらず使われることがあります。6

学習に使ってよいとした場合でも、Misoca MCPから届いた請求書のデータそのものは、学習に含めないとAnthropicはしています。一方、会話に貼り付けたファイルや文は、学習に含まれることがあります。6

請求書のリストのファイルを会話に添付するなら、先にプライバシーの設定にある、モデルの改善の項目を確かめてください。

書き込みのツールは毎回承認する

連携すると、Claudeは、ログインした人の権限の範囲で、請求書を作ったり、ごみ箱に移したりできます。1 当サイトが2026年10月16日に確かめると、Misoca MCPが求める権限は、読み取りと書き込みの2つでした。

Claudeのヘルプは、「常に許可」を信頼できるツールだけにするよう勧めています。「リサーチ」(Claudeがたくさんの情報源を自動で調べる機能)を使うあいだは、書き込みのツールを無効にするよう勧めています。5

Misoca MCPで書き込みに当たるのは、請求書の作成、ごみ箱への移動、ステータスの切り替え、取引先と送り先の登録です。当サイトは、これらを「常に許可」にせず、毎回の承認の画面で中身を確かめることを勧めます。

承認の画面が出る仕組みは、MCPの仕組みで取り上げました。freee会計を同じようにつなぐ手順は、freee MCPのつなぎ方と権限の設定にあります。メールを送る前に自分で承認する作り方は、ClaudeでAI秘書を作る手順で取り上げました。

頼み方の例と、作る前に確かめること

Misocaのブログには、次のような頼み方の例が載っています。右の列は、Misocaのヘルプの機能一覧での呼び名です。12

頼み方Misoca MCPで行う操作
添付したCSVファイルの内容で請求書を作って請求書の新規作成
未入金の請求書を一覧で見せて請求書の一覧取得
〇〇社を送り先に追加して送り先の新規登録
〇〇社宛ての直近の請求書を一覧で見せて請求書の一覧取得

AIは、似た名前の取引先や、あいまいな頼み方を誤って解釈することがあります。実行の前に取引先名・請求書番号・金額・日付を必ず確かめ、実行の後も結果が正しいかを確かめてください。1

まとめて作るときは、先に「取引先名・金額・日付を表にして見せて」と頼みます。表をリストと見比べてから、作らせてください。

請求書を間違えたとき

間違いを見つけたら、正しい内容で請求書を作り直すようAIに頼みます。7 作り直しは新しい請求書を作る操作なので、間違えた請求書は別に片づけます。

間違えた請求書は、AIに「ごみ箱に移して」と頼むか、Misocaの画面でごみ箱に移します。ごみ箱に移した請求書は、AIに頼めば戻せます。1

AIが判断・出力したことや、指示どおりに動いた結果について、弥生は保証しません。AIが誤って操作したときは、Misocaの画面で利用者が直します。1

メールで送る前に、Misocaの画面で請求書の中身を確かめてください。

出典

  1. 弥生「Misoca MCPを利用する」(Misoca サポート情報)(参照 2026-10-16)
  2. Misoca ブログ「AIツールからMisocaを操作できる『Misoca MCP』の提供開始しました」(2026年9月15日)(参照 2026-10-16)
  3. 弥生「MCP対応 - 請求書・納品書・見積書作成ソフトのMisoca」(参照 2026-10-16)
  4. 弥生「請求書作成ソフト『Misoca(ミソカ)』料金プラン」(参照 2026-10-16)
  5. Anthropic ヘルプセンター「リモートMCPを使用したカスタムコネクタを始める」(参照 2026-10-16)
  6. Anthropic Privacy Center「Is my data used for model training?」(参照 2026-10-16)
  7. 弥生「Misoca、AIチャットツールと連携し請求書作成・管理ができる新機能を提供開始」(2026年9月15日)(参照 2026-10-16)